ーーAV女優という職業は充実していますか。

渡辺 していますね。AV女優にたどり着くまでにいろんなことをやってきたけど、今が1番楽しいです。前までは自分のためになることばかりやっていました。でも今は、自分が好きで選んだことが人のためになっているんです。それがとても嬉しくて、自分の活力になっています。撮影終わりの解放感とか、やり切った感は最高ですね。

AV女優としての“区切り”も見据えて

ーー最近Adobe Premiere やプログラミングを始めたと聞きましたがそれは何か理由が?

渡辺 そうですね。やりがいもあるし、楽しいので今の仕事には満足しているんです。だけど、時間があるうちにできることはやっておきたくて。セカンドキャリアも考えながらいつか役に立てられればいいな、と思っています。

ーー最後にこれからの人生のプランや目標を聞かせてください。

渡辺 何だろう。あんまり自分が毎日会社に行く生活が想像できないです。ただ、納得できる仕事に就いていればいいなと思います。その仕事をしている時の自分が好きかということも重要だと思います。極端な話、めちゃくちゃお金をもらえるけど、人間的にはよくない、みたいな仕事がきた時に、それを選ばない自分でいたいです。今はそのセカンドキャリアのための準備期間です。

ーーずっとAV女優をやろうとは思っていないんですね。

渡辺 どこかで区切りはつけたいですね。30、40、50って続けられるほどの魅力を自分は持っていないし。区切りをつける時がきっと来るんだと思います。

 最後に彼女は、ファンに対して「これからの渡辺まおの生き方を見ていてください」と自信満々に語った。1時間を超える渡辺まおのインタビューでは彼女自身の内に秘める意志の強さが垣間見えた。生きづらい世の中で一生懸命自分の生き方を貫く姿にかっこよさを感じた――。

写真=深野未季/文藝春秋

(「文春オンライン」編集部)