本当に行ってよかった「ビジホ×ひとり飯」 ホテル評論家が唸った日本全国20選〈東日本編〉 から続く

 ホテル評論家の私は、ホテルになるべく長く滞在するという仕事柄、チェックイン可能時刻にはホテルに到着する。そのため夕方の時間はたっぷりある。そんな私の飲食店探訪は、ある程度の都市であればまず“繁華街散策”からはじまる。ビジネスホテルとその周辺の繁華街をグルっと一周するのだ。ただ、繁華街では“越えてはいけない一線”を感じることがある。道の向こうは何となく怪しげな区域で、ガラッと雰囲気が変わる境目だ。

 これは筆者の経験則の範囲を超えないが、実はその境目近くで、よいご当地ひとり飯店に巡り会える確率は高い。ガイドブックがナビゲートしてくれない“ぶらりひとり繁華街歩き”は、ご当地を肌で感じられる高度な「旅」でもある。では「ビジホ×ひとり飯」西日本編を始めよう。コロナ禍で営業形態については変更されている可能性があり、実際に訪ねる際は公式サイトなどで確認していただきたい。(※「 東日本編 」もあります)

【三交イン四日市駅前×うぐいす】(三重県四日市)カウンター有り

 駅近ビジネスホテルの見本のようなホテルを出ると、そこは繁華街。飲み屋街方面へ歩くと、地元の常連さんで賑わう焼肉ホルモンのお店がある。昭和然とした四日市の繁華街の路地にひっそり佇む「うぐいす」。1人でも楽しめるのは大きな魅力。


うぐいす

 注文受けてから肉を味噌ダレに絡ませるのが流儀の様子。裏メニューの牛テールスープは、もしあったら絶対オーダーしたいコクと香りの逸品だ。

【ザ エディスターホテル京都二条×二条城おはな】(京都市中京区)カウンター有り

 京都・二条城至近のハイセンスなホテルの裏手にあるお店へ「二条城おはな」へ。串揚げ店のようだが、海鮮肉鮮、煮物、揚げ物、鍋料理まで豊富なラインナップだ。若きご夫妻で切り盛りされているご当地繁盛店で、500円以下のメニューも豊富。

 オープンキッチンの厨房は清潔。牡蠣串揚げの細やかなタルタルソースにしても、ご主人の神経の細やかさを垣間見るよう。