〈あらすじ〉

元海兵隊員で爆弾に詳しいトム・カーター(リーアム・ニーソン)は、8年間にわたり、全米各地の銀行の金庫を爆破して、総額900万ドルを盗み出していた。アニー(ケイト・ウォルシュ)と恋に落ちたカーターは、彼女と人生をやり直すために、過去の罪を償うことを決意し、FBIに電話で自白する。逮捕のために現れた2人のFBI捜査官は、900万ドルの横領を画策し、カーターとアニーの命を狙う。窮地をくぐり抜けたカーターは、悪徳捜査官への復讐を誓い、マイヤーズ捜査官(ジェフリー・ドノヴァン)が、事件の真相を追いかける。

〈解説〉

愛する女性を傷つけられた伝説の銀行強盗が奮闘するリヴェンジ・アクション。『ファミリー・マン ある父の決断』のマーク・ウィリアムズ監督作。98分。

中野翠(コラムニスト)

★★★☆☆主人公は伝説の銀行強盗、今はカタギの中年という設定が新味。FBIへの逆襲が見どころだが、もう一押し欲しかった。

芝山幹郎(翻訳家)

★★★☆☆B定食のような映画は好物なのだが、脚本の穴が気になる。エラーの多い野球を連想した。ニーソンの「正直強盗」は適役。

斎藤綾子(作家)

★★★★☆互いに隠せない過去を持つ熟年カップルだからこそ話の展開に味がある。追い詰められる悪役の焦りっぷりも楽しめた。

森直人(映画評論家)

★★★☆☆語りもアクションもぎりぎり水準程度ながら「人柄の良い」映画。自らの老いと巧く付き合っているL・ニーソンは素敵。

洞口依子(女優)

★★★☆☆リーアム兄さんの昔馴染みな俺恋アクション映画。恋とアクションに着火させる69歳兄さんのそのスタイルにグッとくる。


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『ファイナル・プラン』(米)
7月16日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
https://happinet-phantom.com/finalplan/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年7月22日号)