熟した色気を放つユニットのオラオラオーラ!

 2000年代のハロプロを彩ったのは、イチゴのように瑞々しい10代メンバーだけではない。熟した色気を放つユニットのオラオラオーラもすごかった。

 メロン記念日の夏うたは食べごたえ濃厚。「夏の夜はデインジャー!」もいいが、あえて推したいのは「夏」。1980年の郷ひろみの名曲「セクシー・ユー〈モンロー・ウォーク〉」と続けて聴くと、時代を超えて浜辺の風景が一致。不埒な男と誘われる気満々の女が集まる、熱い渚が見えてくる。

 1999年のヒットになるが、同じベクトルで、ハワイ出身のメンバーによるユニット・ココナッツ娘。の「ハレーションサマー」もエキサイティングだ。テレビアニメ「キョロちゃん」(テレビ東京系)の主題歌として覚えている方も多だろう。カタコトの発音が楽器の一つのようになっていて、ドライなオシャレ感がたまらなかった。

 レジェンド、太陽とシスコムーンも語らないわけにはいかない。ダラッダーララ!

 グループ名に「太陽」を冠するだけあって、この4人の「私が自分で輝いてやるわ!」という勢いは凄かった。スリー・ディグリーズを彷彿とさせるパンチがあり、キラキラではなくギラギラ。彼女たちが登場する時点で体感温度が5度上がる感じ。

 T&Cボンバー名義で出した2000年発売の最終シングル「HEY! 真昼の蜃気楼」はもはや危険レベル。真夏の真昼、エアコンを入れず締め切った密室で、恋人を独り占めした感じの熱気! 聴くだけで汗が滲むので、夏バテに効きそうだ。ニンニク・トウガラシに匹敵する一曲である。

名曲にして問題作「チュッ!夏パ〜ティ」

 また、2000年代のハロプロ夏うたで特徴的だったのが、2000年から2005年に行われていた夏恒例のシャッフル・ユニット。特に“祭り”がテーマだった2001年には、三人祭による名曲「チュッ!夏パ〜ティ」が誕生した。これは「曲自体は大好きだけど演出はドン引きする」という反応が多かった問題作でもある。

 私も当時、ピンクのウイッグとパンツを見せる振り付けにフリーズした。松浦亜弥、加護亜依、石川梨華、3人の歌声と笑顔はじゅうぶんに可愛いくて満足だから、普通に歌わせてあげて! と腹が立ちさえした。が、怒りつつも結局CDを購入し、なにやら負けた気がしたのを覚えている。