人気女性アイドルに男性スキャンダルが出ると定期的に話題になるのが“恋愛禁止”ルールの是非だ。

「アイドルなんだから恋愛禁止は当然」という意見もあれば「年頃の女の子なんだから恋愛くらい自由にさせてあげればいいのに…」という声もある。どちらの意見にもそれぞれの論拠が存在し、長らくファンだけではなく一般ユーザーの議論も尽きないテーマとなっている。


AKB48時代の前田敦子(左)と篠田麻里子 ©文藝春秋

AKBが作り上げた『恋愛禁止』というスタイル

 アイドル誌のベテラン編集者が言う。

「近年『恋愛禁止』というワードが有名になったのは、やはりAKB48の影響が大きかったと思います。社会現象となった黄金期、メンバー達は様々なメディアで口々に『AKBは恋愛禁止です』と公言していましたから。『恋愛禁止条例』という名前の楽曲や劇場公演までありますし、『AKB49〜恋愛禁止条例〜』というコミック作品も講談社から発売された程でした。一躍、恋愛禁止ルールは公然の事実となっていきました。これまでのアイドルたちも恋人の存在を隠すことはもちろんありましたが、実際にメンバーたちが恋愛禁止を公言し、ある意味でそれをひとつの“売り”としてグループが人気を博すというスタイルはAKBが作り上げたものでしょう」

 今年6月放送のフジテレビ系「突然ですが占ってもいいですか?」に出演したAKB48全盛期のセンター「あっちゃん」こと前田敦子は、グループ在籍中の16歳の時にツラい恋愛を経験した事を告白。「私が恋愛でぐちゃぐちゃになったのがきっかけで、(AKB48が)恋愛禁止になっちゃって」と、ルールが設けられたキッカケを明かしている。