一番の理由は「視聴者層の若返り、もう一つは?

「一番の理由は、視聴者層の若返りを図るため。テレ朝のドラマは1話完結の事件モノが多く、高齢者の視聴率が高い。『科捜研の女』もそう。ただコアターゲットと呼ばれる広告的価値の高い、若者から現役世代の視聴率が低いのです」(同前)

 もうひとつは、京都撮影所との関係だ。

「木曜8時枠は、やはりシリーズものの上川隆也主演の『遺留捜査』など、京都撮影所を使ったドラマが多い。確かに時代劇なら固定のセットがある京都撮影所を使うメリットがある。ただ現代劇だと、キャストの移動費や滞在費などコストがかかる割に、京都で撮る必然性がないのです」(同前)

 実際、『相棒』は大泉にある、東映の東京撮影所を使っている。

「テレ朝は東映の筆頭株主ですが、昨年に東映の岡田裕介会長が亡くなったこともあり、“お付き合い”を考えるタイミングとなった。来夏の『遺留捜査』第7シリーズで枠は終了する予定です」(同前)

 となると、『科捜研の女』も今回で“打ち切り”になってしまうのか。

「ネオ科捜研の女(仮)」という案も…

「来年秋クールから火曜9時に若者向けの新ドラマ枠を作ります。功労者の『科捜研の女』を簡単に終わらせる訳にもいかず、この枠で一度放送する話がある。ただ若者向けの枠を『科捜研の女』で始めるとフレッシュなイメージが薄れるジレンマもあり、頭を悩ませている」(別のテレ朝関係者)

 ウルトラCの存続策も浮上しているという。

「テレ朝系列の朝日放送テレビで『ネオ科捜研の女(仮)』を制作する案があります。出演陣は未定ですが、沢口さんの出演シーンも検討している」(同前)

 テレ朝に木曜8時枠の終了と『科捜研の女』の今後について問い合わせたが、

「今後の編成に関しては決まっておりません」

 マリコは視聴率の“物証”で存続を勝ち取れるか。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年10月14日号)