“渋谷系の女王”こと野宮真貴さんが、デビュー40周年を記念したニューアルバム 『New Beautiful』 をリリースした。ここに収録されたナンバーの一つが「おないどし」。クレイジーケンバンドの横山剣さんとのデュエット曲だ。そのタイトルの通り、野宮さんと剣さんは1960年生まれの同い年。しかも、レコードデビューを果たしたのもまた同じ1981年という同期生。同じ時代を生きてきた二人が、音楽、ファッション、カルチャーについて語り合う。(全2回の1回目/ 2回目 を読む)


 

◆◆◆

船越英一郎さん、氷室京介さん、コロッケさんも同い年

野宮 私と剣さんは1960年生まれの同い年。ということで、私のニューアルバム『New Beautiful』では、剣さんが作詞作曲した「おないどし」という曲をデュエットしました。

横山 この機会に、僕らと同じ年に生まれた芸能人の名前を挙げてみましょうか。みなさん、今年62歳を迎えます。

野宮 誰がいますかね。私が知ってるところだと、ザ・コレクターズの加藤ひさし君とか。

横山 いいっすねぇ! 女性なら、黒木瞳さん、清水ミチコさん、山田邦子さん、高田みづえさん、浅野ゆう子さん、岸本加世子さん……。男性なら、船越英一郎さん、真田広之さん、佐藤浩市さん、氷室京介さん、コロッケさん……。

野宮 改めて確認してみると、かなりバラエティに富んでますね。

横山 もう、孫がいても全然おかしくない年齢なんですよね。

野宮 だって、私たちの息子や娘の世代がこの世界でも活躍してますから。今回のアルバムに「CANDY MOON」を提供し、レコーディングにも参加してくれたGLIM SPANKYの松尾レミちゃんは、お母さんが私の一つ年下だって言ってました(笑)。

横山 僕らのバンドのお客さんも、3世代にわたるようになりましたよ。

野宮 ところで、私たちが初めて会った時のことって、覚えてます?

横山 もちろん。ピチカート・ファイヴのお二人がやっていたTOKYO FMのラジオ番組「readymade FM」の収録に、僕がゲストで呼ばれたんですよね。2000年かな。

野宮 そう。クレイジーケンバンドに夢中になっていた小西康陽さんが、興奮しながら「絶対に真貴ちゃんも好きだよ」と言っていて、会うことになったんでした。

横山 小西さんのレーベルから出した『ショック療法』という僕らのアルバムはすでに出来上がっていましたが、野宮さんにお目にかかるのは初めてでした。ドキドキしちゃって、言いたいことの何十分の一ぐらいしか言えなかった(笑)。