12月9日、雅子さまは56歳の誕生日を迎えられ、文書で感想を公表された。「この機会に、特に今年、国民の皆様からお寄せいただいた格別の温かい祝福のお気持ちに、重ねまして厚く御礼申し上げます」と感謝の気持ちを綴られ、雅子さまがお召しになっていたゴールドの鮮やかなスーツとあわせて、自信が感じられる内容だった。


2019年、雅子さまのお誕生日に際してのご近影 宮内庁提供

「天皇陛下のご即位以来、5月の皇居での一般参賀や、11月の国民祭典、祝賀御列の儀などの折に、多くの国民の皆様から、思いがけないほど本当に温かいお祝いを頂きましたことに、心から感謝しております。また、この7か月の間に、地方への訪問、都内での行事などを通して、国民の皆様と接する中で、多くの方々から温かいお気持ちを寄せていただいたことを嬉しく、またありがたく思いながら過ごしてまいりました。日本国内各地で出会った沢山の笑顔は、私にとりましてかけがえのない思い出として心に残り、これからの歩みを進めていく上で、大きな支えになってくれるものと思います」

 また、「皇后陛下のお誕生日に際しての医師団見解」も公表され、治療の継続とご体調の波について述べられていた。「本年は、天皇陛下の御即位に伴う諸行事を中心に、特に強い責任感を持ってお務めに取り組んでこられましたが、これをもって過剰な期待を持たれることは、今後のご快復にとって、かえって逆効果となり得ることをご理解いただければと思います」と、現状を説明している。

 雅子さまは、2002年の誕生日に際した記者会見を最後に、2004年から毎年、質問に答える形ではなく、1年を振り返るような感想を綴られてきた。昨年6月、ご結婚満25年に際しては、雅子さまも文書回答で率直な思いを述べられていたことから、もしかすると今年の誕生日は文書回答の形式になるかもしれないと考えていたのだが、例年通りだった。皇后陛下となられてからの美智子さま、皇嗣妃殿下となられてからの紀子さまは、誕生日に際し宮内記者会からの質問に対して文書で回答されている。