「夫は私に関心がないのです」――年間200家族の相談を受ける人気カウンセラーが語る“こじれる夫婦”の特徴 から続く

 人生100年時代。これから先何十年も、関係の良くない相手と暮らしていくのだろうか…。悪くなってしまった夫婦仲の改善について、LINEを利用したテクニックを『 夫のLINEはなぜ不愉快なのか 』より、著者の山脇由貴子氏が語る。(全2回の2回目/ 前編 から続く)

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まずはLINEから

 長い間、会話をしていないから、いきなり「ありがとう」「ごめんなさい」と相手に伝えるのは抵抗がある、と感じる夫婦もいるでしょう。そこで私がカウンセリングでお勧めしているのが、LINEやメールです。


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 なにも用事がなくても、夫が妻へ1日3回、メッセージをおくるのです。この段階ではメッセージの内容は何でもいいので、とにかく送ること。コミュニケーションの量を増やしていくことが大切です。

「これから打ち合わせだから、いま電車で移動中」

「電車、すごい混んでる」

 こんな簡単なメッセージで構いません。

「今日の訪問先はこんな場所」

 と、景色を撮った写真でもいいのです。

「そんなことに意味があるのか」と思う男性も多いと思いますが、実際には、かなり効果があります。もう15年以上前から、私はこの方法を夫婦にお勧めしていますが、とくに20〜40代の夫婦では夫婦仲が大きく改善されました。50代の妻も、夫からのメールを喜んでいましたから、年代は関係ないのかもしれません。

 女性は離れている時間に夫が何をしているのか知りたがるもの。夫が今どこで何をしているのかを知らせると、妻は喜びます。「自分のことを気にしてくれている」と感じられるからです。外での夫の様子がわかることで、余計な疑念を抱く必要もありません。夫婦仲が悪くなってくると、妻は夫の帰りが遅くなれば「本当に仕事なの?」と疑うようになりますから。

 夫からのLINEをきっかけにして少しずつでも会話の量を増やしていくと、次第に共通の話題も増えていくでしょうし、お互いがいま何に興味を持っているのかが理解できるようになるからです。そうなると、一緒にいない時間であっても、お互いのことを考えることができます。これが良好な夫婦関係を継続するのにとても重要です。

 会話といっても構えずに、天気の話をするだけでもいいのです。天気予報を毎日、一緒に観ることにしている夫婦がいます。予報を観て、洗濯や買い物、外出の予定を決めるのだそうです。一緒に観られない日は、観た方が、「明日はすごく寒いみたいだから、あったかくして行った方がいいよ」と声をかけるのだそうです。これも気遣いですし、立派な会話です。