松原 そしたら最初に枯れたのがお風呂場で。ただ、これはたぶん湿気とか日当たりの問題もあると思うんですけど。そんなお風呂場がどうなっているかというと……なぜか鏡が塗りつぶされていたんです。内見のときに同じマンションの他の部屋もちょろっと見させてもらってたんですけど、そんな風になっていたのはこの部屋だけなんですよ。

――おかしいじゃないですか、それ。

何かがおかしい“12軒目の事故物件”

松原 そうなんです。で、その鏡の下に洗面台があったんですね。そこの排水口が詰まっていて。それで何だろうなあと思って、割りばしですくってみたら、髪の毛がぞわっと出てきました。なんで髪の毛が詰まってるんだろうと思いながら、番組の記録用にその髪の毛をハンディカムで録画したんです。でもその瞬間、カメラが壊れるという……。そんなことが起きるわけですよ。

――ええっ、気持ちわる……。

松原 まあ、そんな感じでずっと暮らしていまして。で、最近また引っ越しをして、今は12軒目の事故物件に住んでいます。大阪にある1Kの綺麗なマンションなんですが、クローゼットの前のフローリングがおかしいんです。

――(写真を見て)あれ、クローゼットの前だけ床の色が……?

前の住人はおそらく自殺

松原 はい。そこだけフローリングが剥がされてるんです。おそらく前の住人が自殺して、そこで亡くなったんだろうなと。

 ただこれは、リフォームをするときに、せっかくだからクローゼットの前はそのままにしておいてくださいと僕からお願いしたんです。たぶんクローゼットのあたりで亡くなって、床に何かが染み込んだからフローリングを剥がしたんだと思うんですけど。僕は今月からここに住み始めています。

――なるほど……。

松原 こうした「事故物件住みます芸人」の活動をする一方で、特殊清掃の体験なんかもさせてもらっていまして。人が亡くなったあとの部屋の片付けですね。