「雅子さまファッション」原点はあの“ロングジャケット” 「ご回復」を「2大ロングドレス」から読み解く から続く

「こんなに明るくて華やかなデザインの服を着られるようになったんだな」「ホワイトのスーツは、新調されたんじゃないかしら」。同年代の女性記者2人(佐藤あさ子さん・皇室担当記者、矢部万紀子さん・コラムニスト)が雅子さまのファッションについて語り合った。(出典:「文藝春秋」2019年12月号、全2回の2回目/ 前編 から続く)


「饗宴の儀」に向かわれる雅子さま。襟元のフリルが華やか ©時事通信社

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着ているものが心の内を推し量る「バロメーター」に

佐藤 いま振り返ると、着ているものがその時々の心の内を推し量る「バロメーター」になっていたようにも思えますね。例えば、ご体調が優れなかったときはダークトーンのスーツばかりお召しだった。特にネイビーに白のストライプが入ったジャケットは、何度も着ていらした。

矢部 いつもこのスーツで甲まである靴を履いていらしたから、きっと、着ていて楽だったのだろうと思いました。このジャケット丈は体形も隠れる丈ですし。

佐藤 2010年3月から約1年9ヶ月、愛子さまが休みがちになって、雅子さまが学習院初等科にお付添いをされていた頃なんて、毎日同じような服を着ていらしたのではないかと……。お洋服を楽しむどころではなかったと思います。

矢部 グレーのスーツも多かったですね。同じお付き添いでも、2007年に愛子さまの遠足に付き添われたときは、ネイビーのセーターにパリッとシャツの襟を立てていて、素敵でした。広尾の駅あたりを歩いているおしゃれなお母さまって感じがして、外務省時代を思い出しましたね。こちらが「本来の姿」なんだ、という気がしました。

雅子さまのヘアスタイル ショートヘアやボブスタイルは…

佐藤 髪の毛もブローされていてエレガント。付き添い登校の頃は愛子さまとお二人で腰より長く髪の毛を伸ばされていて、見ていて心配になることもありました。

矢部 私、雅子さまは髪の毛を短くされたらと思っているんですけど。ショートヘア、すごく似合っていらっしゃったので。

佐藤 皇后になられてから、ずっとお団子ですものね。

矢部 そうなんです。愛子さまもお団子で、若々しく高いところで結んでいる。美智子さまは低いところでお団子にするのが定番。雅子さまはちょうどその中間ぐらいの位置ですが、今どきにしては低めです。もし、美智子さまのお団子を意識してそれに近いスタイルにされているなら、今っぽくもう少し高い位置にされたほうが若々しく見えるのではないかと思ったりします。

佐藤 私もショートにしたほうがお似合いだと思う。雅子さまが前下がりのボブスタイルにされたらクールでとてもカッコいいですね。