先日放送された日本テレビ系の『アナザースカイⅡ』(2021年3月5日放送分)にアンジャッシュの児嶋一哉がゲスト出演し、お笑い界の先輩である司会の今田耕司にあることを明かしていた。彼の定番ギャグである「児嶋だよ!」は、もともと番組内での今田とのやりとりから生まれたものだというのだ。


今田耕司 ©️文藝春秋

 2007年頃、今田は自分の番組で、コンビでレギュラー出演していた児嶋に話を振る際、わざと「大島」などと名前を間違えて呼び始めた。児嶋はそれに対し、初めは「児嶋ですよ」とはにかみながら返したり、「ビッグアイランド」とひねった呼び方をされるとすぐに反応できなかったりしたものの、何度も繰り返すうち「児嶋だよ!」のセリフが生まれたという(ただし、同時期には明石家さんまとも同様のやりとりがあったらしい)。

 その後、児嶋は『オールスター感謝祭』(TBS系)で200人近い出演者がいるなか、司会の今田からいつものように「大島君」と呼ばれ、「児嶋だよ!」と返したところドカンとウケた。『アナザースカイ』の番組中、彼はそのことを「むちゃくちゃ感謝してます」と、今田に対し改めて御礼を述べていた。

ネタ番組の司会業でも高評価を得ている今田

 思えば、今田は『M-1グランプリ』決勝戦(朝日放送・テレビ朝日系)や『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)などでも、司会者として後輩芸人たちを引き立てる役割を担ってきた。『M-1』の司会は2003年の第3回大会より務め、審査結果が出るあいだ、出場したコンビに彼らの持ちネタを振るなどしてなごませたりと、場をつなぐ力量には定評がある。

 きょうはその今田の55歳の誕生日である。いまや多くのレギュラー番組を抱え、そのなかには『アナザースカイ』や『今ちゃんの「実は…」』(朝日放送)など10年以上続く番組も少なくない。前出の『オールスター感謝祭』と『開運!なんでも鑑定団』(テレビ東京系)の司会も、前任者である島田紳助の芸能界引退にともない引き継いでから今年で10年が経つ。

 もっとも、そんな彼も、東京でも知られ始めた頃に出演した『殿様のフェロモン』(1993〜94年)や初の冠番組『今田耕司のシブヤ系うらりんご』(ともにフジテレビ系、1995年)が半年で終わるなど、かつてはレギュラー番組がなかなか続かない時期があった。