子育ては完全に2人でしてるし、お父さんとしては満点

――今年で結婚13年だそうですが、夫で映画プロデューサーの叶井俊太郎さんはどんな方ですか。

倉田 おばちゃんみたいな男です。ママ友から「倉田さんちにはお母さんが2人いる」って言われてますよ。彼が100%出席するから、私は保護者会に出たことがないんです。

――「600人とセックス経験があるバツ3男性」として脚光を浴びた叶井さんとは思えない姿です。

倉田 たしかに昔は「叶井とすれ違った女は妊娠する」と言われたほどギラついた男でした。全部の指に指輪して洋服はドルガバ、香水も欠かさない、みたいなね。

 でも今は去勢された虎みたいですよ。彼はママのように子どもを育ててるから、それが性格にも影響を及ぼしたんじゃないかな。今はフェロモンもないし、昔はめちゃくちゃ汗っかきだったのに、今は私より汗かかないくらいです。

――子育てに積極的な夫、共働き家庭にとって最高のパートナーですね。

倉田 子育ては完全に2人でしてるし、お父さんとしては満点じゃないかな。「最高にいい父ちゃんで良かったね」と思う反面、娘には「父ちゃんみたいな人と結婚しないでね」とも言ってます。

――父としては満点だけど、夫としては満点じゃない?

倉田 まず彼は会社を破産させているのでお金がない。私は自ら彼を選んだわけだけど、娘にはお金で苦労してほしくない……という矛盾があって。結婚するなら優しいお金持ちの男にしてね、と思ってしまうんです。

 昔から「VERY妻」みたいな人を妬んでいました。VERY妻に憧れもないし、自分でそういう男を選んでこなかったこともわかってるんだけど、でも……って話で。

 私だって金持ちを避けてきたわけじゃなく、できれば金持ちと付き合いたいとずっと思ってましたよ。でも自分が好きになる男はたまたま貧乏だったり大学に行ってなかったりするだけなんです。

夫の本棚が、趣味ドンピシャだった

――著書の中で、叶井さんとは映画や漫画といったカルチャーの好みがぴったりだったと言われています。お金や学歴より、そういったフィーリングを優先されてきたということでしょうか。

倉田 結局はそうなんだろうね。本棚を見るとその人の趣味が分かりますよね。私の場合、『楽して儲ける』みたいな本が相手の家に並んでたらガックリするけど、夫はその点、趣味がドンピシャだったんです。

 そう考えると、やっぱり自分にとって一番大事なものだけを確保してきたから、他の手に入らなかったものは残念だけど仕方がない、って言える。夫は金がないのに金遣いが荒いロクでもない男だけど、そこに関しては苦虫を噛み潰しながら、「まあ、仕方ないな」という心境です。それより、私のやってることに文句をつけないでいてくれることが大事ですから。