津田大介さん、参加辞退は英断ではあるけれど……

 さらには、アジアンカンフージェネレーションの後藤正文さんが、東京オリンピックは地獄だと批判しておきながら、自身のnoteでは「大阪城ホールのイベントにアジカンで出演し、俺はフジロックのステージのいくつかにも別のバンドで出演する」と発表するとネットで盛大に馬鹿にされ、Twitterはしばらくお休みすると発表。

 あるいは、シンガー・ソングライターの折坂悠太さんは開催直前にフジロック出演を辞退するにあたり、「なぜこんな苦しい判断をさせられるのか。一般企業や国民に多くの責任を負わせ、必要のない分断を加速させる構造を作った今の政府に対して、改めて憤りを感じます」と政府批判の釈明を記して、これまた爆発的に馬鹿にされます。政府はお前のお母さんではないんだよ。

 津田大介さんにいたっては、3日間のトークイベント「アトミックカフェ」の司会をする予定が、これも直前になって参加辞退。一連の言い訳を今度は東浩紀さんに「一時のノリで五輪反対とかいうべきじゃなかった」などと酷評されるわけですが、参加辞退自体は私は英断だと思う一方で、政府のやる五輪には理屈つけて反対するけど自分の参加する、利害関係のあるイベントは直前までやる気満々だったというのはどうなんだ、と思うわけですよ。

自分の投げたブーメランが眉間に刺さるという悶絶級のダサさ

 つまりは、フジロックの開催にあたって、感染症対策の不徹底などを理由に五輪反対の政府批判をしていた人たちは、自分の投げたブーメランが眉間に刺さった形であり、非常にイタい。最高にダサいわけですよ。もうね、悶絶するほどダサい。菅義偉政権が何かのメンツのために五輪開催を強行したのと同じぐらい、こいつらのやったことは本当にダサいのです。

 そうかと思えば、MISIAさんがステージの冒頭に「君が代」を歌ったことに対して、ネットや公式チャットの一部ではフジロックファンから罵声が飛んでいました。これは反権力、反政府活動のファッションみたいなものなんでしょうか。私もなんだかんだRCサクセションを聴き、忌野清志郎が果たした足跡も一応は知っていますが、自分たちが自分たちのやろうとしていることをきちんと認識できておらず、反省もしないのでしょうか。

 そして、フジロックの公式Instagramでは、良識派も少なくないものの、多くの参加者が「コロナは怖くない」「コーラ飲んでもPCRは陽性になる」などの書き込みが続発。何というか、頭悪いとしか言いようがないんですよね。反知性の参加者が鈴なりになってコロナを否定していて、何とも切なくなります。

 こういうコロナを軽視する参加者のアカウントを見てみると、若者どころか30代後半から40代が圧倒的多数なんですよね。いい歳して何を書いてるんだよ。こういうところから、コロナ感染者のクラスターが出ないことを祈るのみです。