この「必要な選択」という言葉は、以前、小室さんが眞子さまに語った言葉だといわれる。文書はお2人で相談され、丁寧に書き上げられたものだった。

 今後の予定については、〈具体的なものをお知らせすることは難しい〉としたものの、全体としては、眞子さまの結婚に対する強い姿勢が示されていた。眞子さまが結婚への変わらぬ意思を表明されたことで、これに対し秋篠宮がどう「回答」をなさるのかが注目された。

 眞子さまのお気持ち公表から1週間後の11月20日、秋篠宮の誕生日会見が赤坂東邸で開かれた。

 実際の誕生日は同月30日だが、当日ではなく事前に行われるのが通例だ。宮内記者らの関心は、秋篠宮が眞子さまの結婚をお認めになるかどうかの一点に集中していた。

 会見が始まると、秋篠宮は結婚の質問に対して、「それは結婚することを認めるということです」とはっきり述べられた。そして憲法の「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立」するという条文を引用されて、「本人たちが本当にそういう気持ちであれば、親としてはそれを尊重するべきものだというふうに考えています」と念を押された。

 はっきりとした「結婚容認」だったが、会見の後半で記者から「多くの人が納得し喜んでくれる状況になったと受け止めているか」と聞かれると、

「(以前の会見で)多くの人が納得し喜んでくれる状況の前提として、今まであった問題をクリア(するために)、相応に対応する必要があると申しました。これは他人のうちのことですので、詳しくは知りませんけれども、では対応を全くしていないかと言えばそんなことはないと思います。ただ、ひとつ言えるのは、いろいろな対応をしているとしても、それが見える形になるというのは必要なことではないかというふうに思っております」

 と従来の主張を繰り返され、さらに「結婚と婚約は違いますから」と述べられた。出席した記者たちも、ご真意を測りかねていた。

不明瞭な言葉ににじむ、秋篠宮さまの胸の内

 ある宮内庁OBは、こう言って落胆していた。

「『見える形』とは借金を返済することだと思われますが、ここまで問題がこじれた後、今さら返したところで国民が納得するかどうか。会見内容も秋篠宮の誕生日までは解禁厳禁でしたが、事前に発売された週刊誌が内容を入手して、大きく取り上げている。なぜ皇嗣職は会見を通常通りの10日前ではなく情報が漏れにくい誕生日ぎりぎりにしなかったのか。しかも秋篠宮さまのお言葉は不明瞭な箇所があり、記者の混乱を招くのはたしか。事前質問に時間をかけてお考えを練られたとは思えませんでした。皇嗣となった初の会見でもあります。このような準備不足な状態でご会見に臨まれるとは……」