皇族のご結婚は難しい。眞子さまのご結婚がここまでこじれた原因は、秋篠宮家の自由を重んじる教育方針が災いした、という厳しい意見もある。

「三笠宮家の寬仁親王殿下は、彬子女王が英国に留学される際、『思いっきり自由にして来なさい。でも結婚は別だからな』とはっきり念を押していたといいます」(報道記者)

 秋篠宮の胸中にあるのは皇嗣としての責任なのか、あるいは、娘の将来に対する不安だったのか。真意はわからないが、結婚は容認したものの、全面的に賛成というわけではないことは伝わって来る会見だった。

 翌日の写真撮影では、ご一家は庭で笑顔をお見せになっていた。室内の撮影でもソファに肩を寄せ合って5人が座られて、和やかな雰囲気だったという。

婚約内定会見をなぜ急いだか

 眞子さまと小室さんの婚約が内定したのは、2017年(平成29年)9月3日のことだった。

 会見でのお2人は仲睦まじいご様子で、眞子さまは、「居心地が良く、笑顔あふれる家庭をつくることができれば、嬉しく思います」と幸せそうに述べられていた。

 実はこの日、婚約内定会見が開かれることにいちばん驚かれたのは、皇太子殿下同妃両殿下(天皇皇后両陛下)だった。皇室の大切な慶事を当日の朝になってから、行啓先の奈良県で知るのは異例なことだった。

 眞子さまと小室さんの笑顔のご様子と両殿下が驚かれているご様子を合わせて考えると、アンバランスなものを感じずにはいられなかった。眞子さまと小室さんが、急遽、婚約をしなくてはならない理由が何かあったのではないか。

 実際に眞子さまの周辺を取材すると、複数の見方があった。

 ひとつは、前年にお2人が“電車デート”している写真が「週刊女性」に掲載され、秋篠宮家側がこれ以上、マスコミに情報が出ることを嫌い、結婚前提の正式な関係であることを表明したかったのではないか、というものだった。これは皇室のイメージを守るという意味で真実味のある理由ではあったが、もうひとつの理由は、2016年に生前退位の意向を表明された陛下(上皇)と美智子皇后陛下(上皇后)による「朝見の儀」(結婚に際して天皇皇后にあいさつする儀式)に間に合わせたかったというものだった。

( 後編 に続く)

「結婚は自分たち2人だけで決めよう」眞子さまの堅いご決心に繋がった“ある出来事”《小室家に共感、金銭問題でも支持》 へ続く

(友納 尚子/文藝春秋 2021年1月号)