秋篠宮さまが乗り越えなければならない試練

 前述した元老の西園寺公望はまさにそういう側近の一人だった。

 平成の天皇の教育参与だった小泉信三は、昭和24年にその職を任じられたときに、少年皇太子の教育にあたる心構えを自らのメモに残している。そこには良きアドバイザーに徹するとの意味を含んでいた。

 小室氏に関わる金銭問題は、皇嗣への即位を控えている秋篠宮が乗り越えなければならない試練かもしれない。秋篠宮家と結婚を考える眞子さまとは、もっか冷戦状態という宮家内部の動きも伝えられる。

 小室家とどのような折り合いをつけるのか、一般社会が納得する解決を見出すことができるか。皇室と国民との窓口が期待される皇嗣としての当面の大きな課題である。

( #3 に続く)

「聞く耳を持たなかった」秋篠宮さまは宮内庁長官へ思わず苦言を…悠仁さまに施す“帝王学”で真価が問われる へ続く

(保阪 正康/文藝春秋 2019年2月号)