「麺匠 八雲」の朝の仕込みは、11時の開店時間の2時間前、9時頃から始まる。10時前後に従業員が自転車で近所の大型スーパーに買い出しに行くのも日課のようだ。

 10月5日も、「麺匠 八雲大和店」の女性従業員が黄色のメモを手にスーパーに買い出しにやってきた。北海道産のにら、北海道産の長ねぎ、バター、味海苔、コーン、冷凍天然海老5パックなどを慣れた手つきで買い物カゴに入れていく。さらに事前に注文してあったのか、スーパーの従業員からカゴ2つに山盛りになったもやしをカートごと受け取ると、会計を済ませる。一杯になった大きいレジ袋を5つほど抱え、ふたたび自転車で店に戻っていった。

 問題は、この冷凍天然海老、もやしの産地である。

「国産天然海老のみ」と記載しているが…

「麺匠 八雲」で味噌ラーメンに次ぐ人気を誇るのが海老ワンタンメンだが、その説明文にはこうある。

《ぶりぶりの国産天然海老のみを自家製の黄色い皮で包んだ海老ワンタン好きには堪らない一杯になります。》

 しかし、女性従業員が5パック購入した「ホワイトエビ、12尾入り税抜き980円」には、「原産地 インドネシア」と明記されている。

 メニューには、「海老ワンタンメン」以外に海老を使っているメニューはない。

 さらにバックヤードから受け取ったもやしは神奈川県産だが、「麺匠 八雲」の公式サイトには「繊細な立役者」という項目で《もやしは三重県産》と明記してある。産地が店側の表記と異なるのだ。