彼との性生活の愚痴をつぶやいていたココさんの場合

 もう一人、Twitter婚をしたという女性にも話を聞いた。こちらは都内で自営業を営む40代のココさん(仮名)。2017年に結婚して、現在は男の子を出産して子育ての真っ最中だ。

「もともとブログとかmixiとかもやっていて、Twitterは2014年頃から使ってました。私にとっては愚痴のはけ口みたいなもので、当時、一緒に住んでいた彼の“夜の生活”が淡泊だったので、『淡白氏』ってあだ名をつけて性生活なんかの愚痴をつぶやいてたんです。そんなアカウントだからフォロワーも4000人ぐらいいて、面白半分にツイートしてもすぐ10〜20人ぐらいは反応がありましたね」

 もともとTwitterでつながった人とは、「今日は新宿にいるんだけど、30分誰かお茶しよ」という感じで会うこともあったというが、そんな中の一人が今の夫だったという。

「昔からSNSの向こう側にいる人に興味があって、人と会うのはもう趣味みたいな感じだったんですが、フォロワーからのコメントには反射的にリプを返してたので、誰が誰だかちゃんと認識はしていませんでした。夫とはそんな感じで出会ったんです。

 実はその頃に付き合っていた彼氏が、どうやら私と結婚する気がなさそうだということが分かり、本格的に婚活をしていたんです。結婚相談所やアプリなんかを使ってみましたが、1年くらいやっても全然ダメだった。それでもういいやって感じで、Twitterにも『婚活してます』って書いていたので、夫も私の状況をある程度は知っていたはずです。

 Twitterで知り合った人とリアルで会うのは確かにリスクもありますが、夫はバリバリ本名の仕事用アカウントでコメントしてくれていたので、その点の信頼はありました」

特殊な事情を明かし、「それでもいいって人を探してるんだよね」

 とはいえ、出会ってすぐに進展があったわけではなく、次に食事に行くことになったのは1カ月後のこと。その間もTwitterを通じたユルいやり取りだけだった。

「ただ、2度目に会ってからはもう具体的な結婚の話をしていたと思います。実は当時の彼とは仕事でも関係していたため、彼氏との交際は結婚後も続けるつもりでいたんです。でも、彼氏は結婚する気がないし、私は彼氏以外との子どもでもいいので、どうしても赤ちゃんが欲しかった。

 だからその頃の私はTwitterで会った人全員に『それでもいいって言う人を探してるんだよね』って話していたんです。その時に、『頑張ります』って言われたんですが、それも最初は冗談だと思ってましたから。もちろん一般的な考え方じゃないのは分かっていましたが、もともとTwitterでつぶやいていたので、そういう事情もストレートに話すことができましたね」