25日、千葉地裁は覚醒剤取締法違反の罪で起訴された「KATーTUN」の元メンバー、田中聖被告(36)の保釈請求を許可した。請求は3度目。保釈保証金は計600万円に及ぶという。

 6月中旬から下旬にかけて覚醒剤を使用したとして逮捕されていた田中被告。グループ脱退後の彼に起きていた“異変”を報じた「 週刊文春 」の記事を再公開する。(初出:週刊文春 2022年3月10日掲載 年齢・肩書き等は公開時のまま)

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「俺は笑って人の頭をバットでフルスイングできる。サイコパスなんだよねぇ」

 どこか自慢気な表情で語る一方で、彼の破滅願望は日に日に膨らんでいった。

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激務を支えた家族の存在

 2月24日、元KAT-TUNの田中聖(こうき)(36)が覚醒剤取締法違反容疑(所持)で逮捕された。


田中聖(本人のInstagramより)

 1985年11月、5人兄弟の次男として千葉県内で生まれた田中がジャニーズ事務所に入所したのは、12歳の頃。当時を知る中学時代の同級生が明かす。

「隣の中学の子から『聖君に渡して』と手紙を手渡すように頼まれたこともあるほどモテモテ。初体験は中1で、卒業までに4〜5人は経験したと話していた。芸能活動については『タッキー(滝沢秀明)が怖いんだよね。上下関係が大変だよ』と語っていました」

 2006年、CDデビューを果たしたKAT-TUNは瞬く間に人気を博す。多忙を極める田中を支えたのは、家族の存在だった。

 07年1月、田中は実家で父と共に白虎隊士の悲劇を描いたドラマ「白虎隊」(テレビ朝日系)を食い入るように見ていた。普段は一切息子の出演作を見ない父は、主人公の親友役を演じた田中の演技に目を細め、「いいよ、お前」とぶっきらぼうに言った。田中は自室に戻ると嬉し涙を流した。

「当時、家族思いの田中は『親に青い車を買ってやった。下の3人の弟は俺が育てたし、だいぶ金をかけてやったんだ』と話していた。特に目をかけていたのが、自分を追うようにジャニーズ事務所に入所し、現在はSixTONESに所属する四男・樹(じゅり)(26)。樹がバックダンサーを務めていたHey! Say! JUMPのライブに聖が飛び入りで登場し、共演を果たしたこともあった」(知人)

 だが、田中はアイドルの枠に収まらなかった――。13年9月、西麻布で会員制バーを経営していたことがジャニーズ事務所のルール違反行為とみなされ、グループを脱退。当時、交際していたA子さんが明かす。

「店を畳むときは『信じていた身内に裏切られた』と落ち込んでいた。借金を抱え、持っていたベンツも売った」