《暴対法の規制は継続》「独立は認めない」神戸山口組から離脱した侠友会と宅見組に警察当局は「内紛は一時的なものかもしれない」 から続く

 6代目山口組と神戸山口組の対立抗争状態が続くなか、神戸山口組から脱退した独立組織の暴力団「池田組」組長の池田孝志が10月26日の白昼、岡山市内の理容店で散髪中に襲撃された。事件を引き起こしたのは、6代目山口組山健組系の幹部だった。

 対立抗争は7年が経過し8年目に入っているが、池田襲撃は組織のトップが狙われた初めてのケースとなった。最近になって対立抗争事件が続発しており、警察当局は全国で取り締まりを強化、押さえ込みを図るとしている。

◆ ◆ ◆

襲撃側の男は返り討ちに遭い頭部を負傷、店内は血まみれ

 事件が起きたのは10月26日午後1時すぎ。岡山市内の理容店から、「男が殴り込んできた。人が出血している」と110番通報があった。池田の散髪中に、男が大声で「池田ぁー!」と叫びながら店内に押し入り、刃渡り約18センチのサバイバルナイフを振り回し襲撃を試みた。しかし、ボディーガードの池田組組員2人に取り押さえられた。池田にけがはなかったが、襲撃側の男は返り討ちに遭い頭部を負傷し、店内は血まみれとなった。


事件が起きた理容店

 殺人未遂容疑で逮捕されたのは6代目山口組山健組系の幹部だった。岡山県警の取り調べに対して、「刺してやろうと思った」と容疑を認めている。事件は住宅や商店が立ち並ぶ地域で、一般市民の誰もが定期的に利用する理容店で起きたため、一帯は恐怖に包まれた。近くの小学校では児童を一斉に下校させるなどの影響が出た。

 さらに、同日夜には、岡山市内の池田の自宅マンションの駐車場に停めてあった車に男が拳銃を発砲する事件も起きている。逮捕されたのは6代目山口組系幹部だった。

 池田組は岡山市に拠点を構え、不動産事業など「表の事業」も手掛ける資金力が豊富な組織である。6代目山口組が分裂した際に、山健組などとともに神戸山口組を結成した主要組織で、6代目山口組の傘下組織や組員らの引き抜きなどで積極的に活動していた。