〈 「有愛きいさんの死は劇団の安全配慮義務違反」宝塚は演出家の壮絶パワハラも隠していた《タカラジェンヌ飛び降り事件・続報》 〉から続く

 11月10日午後3時、「宝塚歌劇団における過酷な業務とハラスメントによる劇団員の死亡事件」に関する、遺族代理人弁護士による記者会見が、厚労省記者クラブで行われた。


会見の様子 ©文藝春秋

 2023年9月30日、当時25歳で宝塚歌劇団入団7年目の劇団員が亡くなった事件。「週刊文春」では劇団員が亡くなる前日の29日、母親に〈精神的に崩壊している……〉といった趣旨のメッセージを送っていたこと( #2 )、さらに28日には、同じ宙組の上級生から「集団リンチのような目にあっていた」(宙組の生徒)こと( #3 )などを報じてきた。

 代理人の川人博弁護士らは、約70分に渡った会見で、

「上級生からパワハラの被害を繰り返し受けた。時間外労働時間が月250時間を超えていた」

「睡眠時間は3時間だった」

「ヘアアイロン事件の文春報道が出て、(ヘアアイロンで火傷を負わされたという)事実を訴えたにも関わらず、劇団は『事実無根』と答えた。それが今夏に辞めようとしたきっかけの1つとなった」

「遺族は劇団並びに阪急が事実を正しく把握したうえで、劇団の安全配慮義務違反があったことを認め、劇団・阪急ならびに関係者が遺族に謝罪し、適切な被害補償を行うことを、すでに求めている」

 などと説明した。

 会見の冒頭に、「遺族の訴え」が読み上げられた。その全文を公開する。