徴用工判決や日韓GSOMIA(軍事情報包括保護協定)の破棄など、悪化の一途を辿る日韓関係。そんな中、先日の内閣改造まで外相を務めていた河野太郎防衛相が、日韓外交の舞台裏を激白した。


河野太郎氏 ©文藝春秋

「彼女とは二人で日韓関係を新しい高みに引き上げようと意気投合していました」

 河野氏がそう振り返る「彼女」とは、カウンターパートだった康京和外相のことだ。

「日韓基本条約を覆すようなことはあり得ないよ」

「携帯電話で話ができるような関係でした。『1965年の日韓基本条約、請求権協定が法的基盤だから、これを覆すようなことはあり得ないよ』と伝え、韓国の外交部もこの認識は共有していたと思います。ところが、あの大法院判決が出てしまったんです」

 韓国大法院(最高裁)が日本企業に賠償を命じる「徴用工判決」を下したのは昨年10月のこと。ただ、その後も河野氏は康外相と何度も対話を重ね、関係改善に努めたという。だが、文在寅政権は今年8月23日、今度は日韓GSOMIAの破棄を宣言してしまう。