大阪府池田市の冨田裕樹市長(44)が市役所に家庭用サウナなどの私物を持ち込んでいた問題で、市議会の百条委員会による調査が続く中、市の職員4人が「市長の公私混同は間違いなくあった」と「週刊文春」の取材に告発した。


冨田裕樹市長 ©共同通信社

 冨田市長は百条委員会の証人喚問の場で、「(サウナは)公務に必要な健康管理のため」に持ち込んだとし、「サウナに入ってイメージトレーニングをしていた」と釈明。「特別職の私が公務であると認識した時点でそれは公務です」と、公私混同を否定している。

 だが、実際に現場を目撃していた市職員たちはこう証言する。まずは幹部職員の証言。

「市長室と控室には市の備品のタオルがありますが、以前は洗面所とトイレに計2枚だけだったので、秘書課内にあった卓上洗濯機で職員が洗っていました。ところが一昨年の7月からタオルの量が増え始めたため、地下駐車場の洗濯機を使わないと洗えなくなったそうで、去年の夏には1日に8本のタオルを置くようになった。ちょうど市長が家庭用サウナを持ち込んだ時期と重なります。市長はサウナやトレーニングで使った異臭のするビショビショのタオルを職員に洗わせていたのです」

 さらに職員A氏が続ける。

「秘書課の女性とすれ違った時に、『何そのタオル?』と聞いたことがあります。彼女は、市民の方の目もあるので異臭がするタオルをビニールに入れ、籠で隠して運んでいると話していました。1週間分まとめて洗濯しているそうで、ゴム手袋をはめ、臭いをなくすため漂白剤も入れて洗っていましたね」

 別の職員B氏は、市長室で火を使う私物を使っていたことを明かす。

「キャンプ用の鍋でラーメンを作って食べた翌朝、職員に鍋と鉄の箸を洗わせていました。バーベキュー用の道具で芋を湯がいていた目撃談もありますし、ゆで卵を作って、それを食べながら決裁印を押していたこともありました」

 小誌が市長に取材を申し込むと、メールで次のように回答した。

「私がサウナやトレーニングで個人的に使用したタオルは、自身で用意し、自身で洗濯を行なっておりました。個人的に使用したタオルを職員に洗わしていた経緯はございません」

 3月18日(木)発売の「週刊文春」では、冨田市長の経歴や市役所に持ち込んでいた私物の中身、市職員への“パワハラ”の様子などについて報じる。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年3月25日号)