オリックスの吉田正尚外野手(27)が1月22日に契約更改交渉を行い、8000万円増の2億8000万円プラス出来高払いでサインした。3年連続フル出場、打率3割5分をマークしたパ・リーグ首位打者は、イチローの6年目の年俸額を超えたが、「契約更改は通常ならば昨年末までに終わっているはずで、年明けまでずれ込んだのは事情があるのです」(在阪スポーツ紙記者)。


6年目の野手で史上最高年俸となった吉田正尚 ©共同通信社

 吉田自身は「下交渉も遅かった。事前のやりとりは全て代理人が済ませていた」と語るも、「実際には2023年の国内FA権取得前に、ポスティングを利用してのメジャー行きを希望しており、代理人による交渉も移籍の確約を得るために一文を入れたかったのでしょう。契約が遅れたのは文書に残すかどうかで揉めたからです」(前出・記者)。

 吉田はアマ時代からメジャーへの憧れを隠さず、「背番号34はフィリーズの主砲、ブライス・ハーパーにあやかったもの。チームメートからのあだ名も『ハーパー』ですからね」(同前)。

 交渉後、「将来のビジョンについても少し話しました。まあ、いろいろ含めて、これからの自分の野球人生についてもイメージしながら」と“匂わせ”発言をした吉田。だが、球団側で交渉に当たった久保充広管理部長は「将来的な話というのは、チームへの思いじゃないでしょうか。ポスティングの話は一切、出ていない」とわざわざ否定した。