球団史上初の「同一監督による2年連続Bクラス」が目前に迫る巨人(※9月29日に2年連続Bクラス決定)。今季が3年契約の2年目で続投が既定路線の原辰徳監督(65)を尻目に、いま注目されているのが、阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチ(44)の去就だ。
「阿部は2019年、原監督から指導者への道を勧められて引退。翌20年に二軍監督に就任し、“ポスト原”の最右翼として原体制の一角を担ってきた。本人も前のめりで、21年オフに原監督の契約延長が決まった際には『俺じゃねえのかよ』と周囲に漏らしたことも。とはいえ、その原監督も来季オフで3年契約が終了。その時にはいよいよ阿部監督の誕生と見られてきた」(巨人担当記者)
だが、ここへ来て“ポスト原”大本命の座が揺らいでいるという。

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「原監督も、阿部が後継者候補と認めつつも『一軍の将として人の上に立つのはまだ早い』という評価に変わりつつある。以前は“ポスト原”として名前が挙がるのは阿部一択でしたが、最近は球団内で『前回、急な監督就任で消化不良に終わった高橋由伸にもう一度やらせても良いのでは』などと、高橋氏の再登板を推す声も増え始めた」(球団関係者)