最後は軍用犬に追い詰められ、トンネル内で自爆したという。

 過激派組織「イスラム国」(IS)の最高指導者アブバクル・バグダディ容疑者(48)が死亡したと、米政府が10月27日発表した。


04年に米軍に拘束されたことも ©共同通信社

 その4日後には、ISもバグダディ容疑者の死亡を公表。「アブイブラヒム・ハシミ・クラシ」なる人物が、後継の指導者に就いたと明らかにした。

 ISはイラクとシリアで、最盛期にイギリスほどの面積を支配。忠誠を誓わない市民や、日本人を含む人質、捕虜たちを斬首や焼殺などの残忍な方法で続々と“処刑”し、世界を震撼させてきた。

 当然ながら、トップのバグダディ容疑者は世界ナンバーワンの“お尋ね者”だった。米政府は2500万ドル(約27億円)という最高額の懸賞金をかけて追跡。だが10年近く、居場所を突き止められなかった。

 それが今回、なぜ見つかったのか。

 欧米メディアの報道から浮かぶのは、バグダディ容疑者の妻も含む、最も身近にいた人たちの裏切りだ。