12月12日(現地時間)に行なわれた英国の総選挙。ボリス・ジョンソン首相率いる保守党が圧勝し、1月末の欧州連合(EU)離脱が確定的となった。その一方で、スコットランド独立を党是にする地域政党・スコットランド民族党(SNP)がスコットランドの59議席中48議席を獲得。英国分裂の懸念が再燃している。

 開票結果が出るや、「雌ライオン」の異名をとるニコラ・スタージョン・SNP党首は、「ボリス・ジョンソンや英議会の政治家に許可を求める話ではない。スコットランドが自らの未来を決める民主的な権利の宣言だ」と吠えまくった。独立の是非を問う住民投票を行うにはジョンソン政権との合意が必要とされるが、彼女はスコットランド自治政府が単独で住民投票を再実施すると表明したのだ。


スコットランド自治政府首相も兼務 ©共同通信社

 5年前の住民投票では独立反対が賛成に10ポイント以上の差をつけたが、直近の世論調査では1ポイント差まで迫っている。

 16年6月に行なわれたEU離脱の国民投票で、スコットランドは24ポイント差で残留を選択。ブレグジットが不可避となった今、スコットランドには英国からの独立を改めて問う権利があるというのが、スタージョン氏の言い分だ。