《自分が何よりも遅れているのは「業界病」です》

お笑いコンビ「ずん」の飯尾和樹は、初のエッセイ集『どのみちぺっこり』(PARCO出版)に、自分を過大評価する勘違い業界人への違和感を綴っている。

そんな飯尾に、人間関係の「地雷」を避けるためのコツを聞いた。

人間の本性が丸出しになる時

Ryosuke Kamba / BuzzFeed

「ぱっくりピスタ〜チオ」


――感じの悪い人を見抜くにはどうしたらいいでしょうか。

ウェイターさん、ウェイトレスさん、お店の人に対する態度とかはよく言いますよね。どこまで許せるか、人によって許容範囲は違うと思うんですけど。

ある時、喫茶店で営業先と打ち合わせをしている人がいて、すごく丁寧に「そうですね、はい」って話してたんですよ。

そうしたら取引先のお客さんが帰った後に、マスターに向かって「コーヒー!」ってぶっきらぼうな感じで。それ見た時に、こいつダメだなと思いました。

それから喫茶店のマスターと、その人について1時間ぐらい悪口の感想会。「だいたい説明も重複してたし、あんなプレゼンじゃ絶対無理ですよね!」って(笑)

あとゴルフをやる方なら、(気になる人と一緒に)ゴルフに行くことをオススメしますね。

「キャディーさんは5年後のあなた」

Wandprapan / Getty Images

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――お店の話はよく聞きますが、ゴルフですか?

やっぱり、ふとした時にキャディーさんに本音を出していくと思うんですよ。お昼ご飯を食べた後の後半は特に。

自分がうまくいかなかった時に、クラブを叩きつけたりするかもしれない。だから女友達には「その時のキャディーさんが、付き合った5年後のあなたの姿だと思った方がいいよ」って言ってます。

3回ぐらいは行った方がいいかもしれないですね。ちょっとイライラする天候の時とか、むき出しになるじゃないですか。

自衛隊のレンジャー部隊の訓練じゃないですけど、ちょっと雨が降ってる時、条件が悪い時に行ってみて、この人はイライラをどこにぶつけるんだろう、と。

ゴルフは全部自分のせい

Ryosuke Kamba / BuzzFeed

「3回ぐらいは行った方がいいかもしれないですね」


――失敗をキャディーさんのせいにしたり…。

関根勤さんとゴルフに行っても、「キャディーさんさぁ」「全然、距離違うよ」とか、まったくないですもん。

結局ゴルフって、全部自分のせいなんですよね。風向きとかのアドバイスはいただくけど、結局は自分がボール置いて打つわけです。

プロの方がキャディーさんに「いや、ちょっと…」って言うのはわかるんですけど、遊びで行っているのにね。

だってキャディーさんは、1人で4人も相手にするんですから。僕たちみたいな下手くそが飛ばしたボールも探してくれて。だったら1対1で雇えってことですよ。

関根勤「あのキャディーさん…」

時事通信

関根勤


――関根さんとゴルフの話で思い出しましたが、『どのみちぺっこり』に出てきた、短気なキャディーさんに対する関根さんのコメントに爆笑しました。

そうそう。「あのキャディーさん、料理の味つけ濃そうだな〜」って言ったの。塩分過多だからしょうがないと。

「あっ、でも飯尾。味が濃いってことは、煮魚が上手そうだな。よかったな」って。実際の味が濃いかわからないですけど、そこまでフォローして(笑)

――関根さん、最高です。ともあれ、付き合う前に1回ゴルフに行ってみるというのはいいですね。

ゴルフ、行ってみてもいいんじゃないですかね。

PARCO出版 / Via amazon.co.jp

飯尾和樹『どのみちぺっこり』


〈飯尾和樹〉 東京都出身。1968年12月22日生まれ。1990年、浅井企画に所属。お笑いコンビ「チャマーず」「La.おかき」を経て、2000年に相方やすと「ずん」を結成、ボケを担当する。バラエティー番組からドラマ、映画まで幅広く活躍中。