スカーレット・ヨハンソン
映画『ドラゴン・タトゥーの女』の主役には「セクシーすぎた」という。
監督のデヴィッド・フィンチャーは、スカーレットのオーディションについて、「彼女は素晴らしかった。でもスカーレットだと、はやく服を脱いでほしいと思ってしまうんだ」と話した。
主役は、ルーニー・マーラが務めた。
グウィネス・パルトロー
20歳のとき、見た目がそこまで美しくないと制作側に言われ、映画『Golden Gate』にキャスティングされなかった。
グウィネスの代わりに、テリー・ポロが選ばれた。
メロラ・ハーディン
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズで主演を務めたマイケル・J・フォックスより、身長が約2.5センチ高かったため、恋人役から外された。
「主役より彼女役のほうが背が高いと、主役の男性らしさが薄れる」とキャスティング担当の女性らが発言したのが発端だという。
メロラは「あの時代は、女性が主役の男性の男らしさを守るため、そんなこともあった」と振り返り、仕事をなくしたのは「とても辛かった」と述べた。
恋人役には、クラウディア・ウェルズが選ばれた。彼女はフォックスと同じ身長だった。
ティファニー・ハディッシュ
過去に録音をONにした携帯をバッグに入れ、わざとオーディション部屋に置いていき、なぜ自分が落ちたのか、キャスティング・ディレクターたちの話を聞いたことがあるという。
ティファニーが録音した音源には、「予想よりアーバンっぽくなかった」「胸がそこまで大きくない」「この役は、やっぱり白人にやらせるべき」などの理由が記録されていた。
アーバンとは、アフリカ、ラテン系アメリカ人など黒人に使われる差別的な表現。黒人は白人に比べ貧しく、郊外のスラム街に住むというステレオタイプに基づいている。
ゾーイ・クラヴィッツ
映画『ダークナイト ライジング』のオーディションを受けた際、「アーバンすぎる」という理由で落とされた。
ゾーイは、コメントに対してこう述べた。
「有色人種の女性で俳優である私は、その頃、肌の色を理由に文字が読めないと思われていた」
「『アーバン』という言葉が、ぶっきらぼうに使われていたので、落とされたときにはとても辛かった」
そのオーディションでゾーイは、脇役を希望していたという。
彼女はその後、映画『THE BATMAN−ザ・バットマン−』でキャットウーマン/セリーナ・カイル役を演じ、スターとなった。
レネ・ルッソ
レネは、映画『バットマン フォーエヴァー』でバットマンの恋人役を演じた。
しかし、バットマン役がマイケル・キートンからヴァル・キルマーに代わった際、彼女がキルマーより「年上すぎる」という理由で役から降ろされた。
レネはキートンより3歳年下で、キルマーより5歳年上。
レネより8歳年下のニコール・キッドマンが、恋人役を演じた。
エリザベス・バンクス
当時28歳のエリザベスは、映画『スパイダーマン』で、18歳のMJ役を演じるには年齢が上すぎると言われた。
納得できそうに聞こえるが、スパイダーマン役のトビー・マグワイアも、彼女と1歳ほどしか変わらなかった。
MJ役には、マグワイアより7歳年下のキルスティン・ダンストが選ばれた。
ニア・ロング
共演するドリュー・バリモアより「ずっと年上に見える」という理由で、映画『チャーリーズ・エンジェル』のアレックス役を外された。
ニアは、25歳だったバリモアより4歳半年上で、同じく共演するキャメロン・ディアスより、2歳年上だった。
アレックス役はニアより2歳上のルーシー・リューが演じた。
この記事は英語から翻訳・編集しました。 翻訳:アシュウェル英玲奈