2017年まで刑務所として使われていた「 旧奈良監獄 」が高級ホテルに生まれ変わることになりました。SNSで大きな反響を呼んでいます。
星野リゾートは9月14日、国の重要文化財「旧奈良監獄」(奈良市)を活用したホテル「 星のや奈良監獄 」を2026年春にオープンすると9月14日、発表しました。
同社の高級ブランド「星のや」を冠したホテル名。「非日常なひとときを味わうラグジュアリーなホテルに生まれ変わります」とアピールしています。
旧奈良監獄とは?
旧奈良監獄は、明治政府の威信にかけて建造した「五大監獄」の一つ。明治41年(1908年)に奈良市に完成。「 ハビランド・システム 」と呼ばれる方式を取り入れ、監守が立つ監視所を全体の中心に据え、複数の収容棟が放射状に伸びています。
壮麗なロマネスク様式の赤れんが建築は、史的価値が高く意匠的にも優れた近代建築であるとして、2017年に国の重要文化財として指定されました。
公式サイト によると奈良監獄は1922年に奈良刑務所、1946年に奈良少年刑務所に改名しつつ、現役の刑務所としてずっと使われていました。ただ近年では建造物の老朽化が深刻となり、2017年の重要文化財指定と同時に廃庁。改修工事を経て、2019年に資料館になっていました。
どんなホテルになるの?
プレスリリース によると、客室数は48室。レストラン、ラウンジに加えて、日帰り利用可能なミュージアムも併設されるということです。
歴史的な元刑務所が高級ホテルになるという発表にSNSでは話題沸騰。発表された14日午後には、Yahoo!リアルタイム検索の1位が「星のや奈良監獄」になるほどでした。こんな反響が出ています。
💬「罪を犯してないのに泊まれる!」
💬「囚人気分を楽しめそう」
💬「ねぇ絶対行きたい!」