シンガーソングライターの猫沢エミさんによる新刊『ねこしき 哀しくてもおなかは空くし、明日はちゃんとやってくる』が4月14日に刊行されました。

1970年生まれの猫沢エミさんはミュージシャンとして音楽活動をはじめ、映画解説、文筆業など幅広い分野で活躍中。渡仏経験を活かして2007年より10年間、フランスのリアルな現地情報を発信するフリーペーパー「Bonzour Japon(ボンズールジャポン)」の編集長を務めたほか、現在は東京を拠点にフランス語講座《にゃんフラ》を主宰。プライベートでは猫と暮らしている愛猫家で、これまでに『猫と生きる。』(辰巳出版)、『東京下町時間』『フランスの更紗手帖』(パイインターナショナル)などの著作を発表しています。

食を大事にしているという猫沢さんは、日々作る料理を「#猫沢飯」のタグと共に自身のインスタグラム(@necozawaemi)で公開していて、美しく盛り付けられた多彩なジャンルの料理は多くのファンを魅了。
本書はそんな猫沢さんの料理を書籍化したもので、半世紀を生きて人生の後半を迎えた女性が、より良く生きていくために編み出したさまざまなな生活食レシピが紹介されています。

気になるレシピの種類は、くるみ春菊アンチョビのポテトサラダ、豚こまのベトナム揚げ、イギリス風貧乏キーマカレー、クロック五十路マダムなど、美味しそうでユニークな料理がたくさん収録。例えば、野菜も魚介類もなんでもご馳走にしてしまう「ねこしきベシャメルソース」のレシピでは、材料や作り方はもちろん、冷蔵や冷凍の保存方法、失敗しやすい原因などについても解説しています。

レシピの数は20種類以上におよび、中には「ねこしきショートブレッド」「ねこしき常備たれ三種」「ねこしき冷凍保存のススメ」など、ねこしきの名を冠したレシピも収録。本は背表紙がなく180°開閉できるコデックス装になっているため、キッチンで開いたまま料理をするといった、レシピ使いに便利な作りとなっています。

<目次>
1章 自分といることを楽しむ ―ひとりハレの日―
2章 ぐうの音も出ないときこそ食べるのだ ―MAXケの日―
3章 快く手放せば、気持ちよく返ってくる ―ちょっとだけケの日―
4章 人として愛し合って生きること ―たまらなくパリが恋しい日―
5章 誰かと一緒を心から楽しむために ―みんなでハレの日―
6章 所作を磨いて整える猫と粉物 ―粗忽者がお菓子を作る日―
7章 人生後半をよりよく生きる ―明日の自分を助ける手仕事―

本書にはレシピ以外にも、同居する猫たちとの出会いや彼らとの暮らし、立て続けに看取った両親や家族との関係、仕事のことや恋愛のことなど日常の生活がエッセイとして綴られていて、中には心にほろりと染み入るエピソードにも触れられているほか、ネコ好きな人には嬉しいキュートな猫たちの写真も掲載されています。

また、5月9日には本書の刊行を記念してオンラインイベントの開催が決定。ZOOMによる配信形式で、当日は掲載レシピの中から「ねこしきベシャメルソース」の作成を猫沢さんが自宅から実演中継するほか、先月亡くなった愛猫イオちゃんとの出会いやその愛、自分の人生の輝かせ方などについて語られる予定で、丸善・ジュンク堂書店のイベントサイト(mjbookonline.myshopify.com)にて参加者を募集しています。