猫を愛した作家・大佛次郎(おさらぎ じろう)の記念館で2022年1月6日より「ねこ」をテーマにした写真展が開催されます。

『鞍馬天狗』『赤穂浪士』『パリ燃ゆ』などの小説で知られる国民的作家の大佛次郎。

75年の生涯を通じて時代小説や現代小説をはじめ、ノンフィクション、新作歌舞伎、童話など幅広い作品を残した一方で、家の中では常に10匹以上の猫がたむろしていたと言われており、「私の家に住んだ猫の数は五百匹に余る」と綴ったほどの愛猫家。猫について書いた読み物は約60編もあり、童話『スイッチョねこ』は今なお読み継がれているロングセラー作品です。
 
生まれ故郷の横浜にある大佛次郎記念館では自筆の原稿や資料などと共に、大佛次郎が生前所蔵していた猫にまつわる品々が展示されていて、近年はネコ好きだった大佛次郎にちなんで、アマチュアを対象とした猫の写真展を毎年開催。2022年の今年は一般の人々から寄せられた400点を超える応募作品が1階ロビーにズラリと展示されます。

応募作品には撮影者による18文字程度のコメントが添えられていて、猫への愛情がひしひしと伝わってくるものから、思わずクスッと笑ってしまうものまで実にさまざま。コメントと合わせて見ることで違った角度から作品を楽しむことができます。また、今回は一般部門に加えて、小学生以下の子供が撮影した作品を展示する「子ども部門」のコーナーを新設。大人とは違った感性で捉えた猫の写真も見どころのひとつです。
 
会場では恒例の人気投票も実施。来場者は館内で気に入った作品に投票することができるほか、大佛次郎記念館の公式Twitter(@ojmm_tw)でも展示作品が公開され、そこで獲得した「いいね!」の数も各作品の投票数としてカウント。上位作品の中から審査によって選ばれた入賞者には賞品が贈呈されます。

2階の閲覧室では我が家の猫エピソードや、応募作品への感想などを自由に書き残せるようになっていて、ネコ好きな人々が交流できるのも本展ならでは。さらに2階のギャラリーでは、テーマ展「写し、写された大佛次郎−文士は必ずカメラを持て」が同時開催される予定で、愛猫家でありカメラ愛好家でもあった大佛次郎の写した「猫写真」も観賞することができます。

<写真展概要>
名称:大佛次郎×ねこ写真展2022
会期:2022年1月6日(木)〜4月17日(日)
時間:10:00〜17:00(〜3月)
  :10:00〜17:30(4月〜)
休館:月曜(祝休日の場合は翌平日)
入館:200円 (中学生以下無料)
会場:大佛次郎記念館
住所:神奈川県横浜市中区山手町113