もともと野生動物として暮らしていた猫は、被毛の色や模様が周囲の環境に溶け込んだ「保護色」として機能することがあります。
例えばキジトラやサバトラの縞模様は草むらや木の枝に紛れやすく、三毛やサビのまだら模様は光の加減によって影になったり色が変化するため、獲物に近づいたり外敵から身を隠したりするのに役立ちます。

一方で、白と黒が入り混じった猫の模様は、似たような環境があまり存在しないため、保護色として役立つことはほとんどありません。
ところが、Xユーザーのしゃー(@CFooXHm8buP4p8J)さんが飼っている白黒猫は、お家にある意外なモノと模様がそっくり。なんと毛布の柄と見分けがつかないほど似ているのです。

一瞬、脳がバグりそう(提供:しゃーさん)

猫ちゃんの毛は黒色に白色が混じった「黒ブチ」と呼ばれる斑模様なのに対して、毛布の方は黒と白の正方形が均一に並んだチェック柄。本来それぞれの模様は似ていないはずですが、無造作に置かれた毛布の柄が乱れることによって不規則な猫の模様とうまく混じり合っているほか、黒と白の色合いがそっくりなのも保護色として機能するのに一役買っていることが分かります。

この写真を飼い主さんがSNSのX(旧Twitter)に投稿すると、写真を見たユーザーから大反響。「ハイレベルな毛布」「これは難易度が高い」「私ならきっと踏みます」「この子の為に作られたかのような毛布ですね」など、たくさんのメッセージが寄せられて注目を集めています。

それにしても、これほどまでに猫と毛布の柄が似ていると、誤って踏んづけてしまうことはないのでしょうか。一緒に暮らしている飼い主さんに聞いてみたところ、やはり猫の存在に気づかないことは多いのだそうで「まさにびびります」と回答。以前、毛布の上に誰もいないと思って手をついたら、そこに寝そべっていた猫が飛び上がって驚いてしまう経験をしたことから、それ以降は毛布の上にいないか日頃から気をつけるようにしているのだとか。

白黒猫が同化するのにピッタリなこの毛布は、随分前にファッションセンターしまむらで購入したアイテム。洗ってから乾くまでの間も入れ替えて使えるようにと同じ柄を二枚購入したものの、模様だけでなく質感も似ていることから、飼い主さん自身も「触ってみて居ることが分かるレベルです」と、猫を見つけるのは一苦労な様子。あまりにも見分けがつかないと踏んづけてしまう危険性があることから、毛布の買い替えを検討しているほか、寝具などを買う際には猫の模様が被ってしまわないか確認してから購入しなければ…と考えさせられたと言います。

チェック柄の毛布と完全に同化していたのは、マメちゃんという名前の白黒猫。

今のお家にやってきたのは、棄てられていたところを飼い主さんに保護されたのがきっかけ。普段はとても静かな性格で、お家の中には全部で4匹の猫が暮らしているけれど、他の猫たちとは遊ぼうしない人好きな猫ちゃんなのだとか。また、例の白黒毛布を使うのも4匹の中でマメちゃんだけなのだそうで、自分の体と同じ模様をしていることから安心するのかもしれませんね。

今回インタビューに応じてくれた飼い主さん。自身のSNSでは愛猫たちの日常風景を公開していますが、一昨年から昨年にかけて20年以上連れ添った愛猫が相次いで旅立ってしまい、しばらくの間は深い悲しみに暮れていたのだそう。そうした経緯もあってか、現在一緒に暮らしている4匹については「今はもう元気で家に居てくれれば、それ以上のことは何も求めません。」と、猫と過ごす何気ない日々を何よりも大切に思っていることを明かしてくれました。