猫は愛情を注ぐと心を通わすことができる賢い動物ですが、時には人間にとって理解しがたい行動を取ることもあります。

最近、SNSで話題になっているこちらのキジ白ちゃんも、そんな変わった行動をする猫の好例。なんと飼い主さんの背中に乗って、頭に結んだ髪の毛にかぶりついてしまうのです。

かぶりついた後はどうしているのかと言うと、髪の毛をほぐしているようにも見えますし、ちょっと激しい毛づくろいに見えなくもありません。いずれにせよ、猫ちゃんの表情は真剣そのもの。一心不乱になってやっているので、止めようとすると怒られそうな気がするほどの気迫を感じられる光景です。

一方、この時飼い主さんの心に浮かんでいたのは「また始まった…」という気持ち。猫ちゃんがこのような行動をするのはたまにあるのだそうで、今回は死角に入られてしまったことから、後で映像で確認できるように撮影したのだとか。

それにしても、この猫ちゃんは髪の毛をどうしたかったのでしょうか。飼い主さん本人に聞いてみると、「ゴムを取って遊びたかったのかもしれません」と回答。確かに飼い主さんの髪の毛はゴムでまとめられていて、一部には飾りや金具のようなものも見受けられます。その何処かに猫ちゃんの本能を刺激する要素があったのかもしれません。

この猫ちゃんが動画のような行動をし始めたのは赤ちゃんの頃から。特に体を撫でてあげると、その後に毛繕いをするように髪をムシャムシャする時があることから、お返しのつもりでやっている可能性もあるのだとか。ただし、髪の毛を結んでいる時にやってくることが多いため、やはりゴムがキーアイテムになっている可能性が高そうです。

また、動画では猫ちゃんが手加減なしに噛んでいるように見えるので、痛くなかったのかも気になるところ。その点についても聞いてみると「手で抑えながら引っ張られていたので痛かったです(笑)」と耐え忍んでいたことを告白。しかし、そこで無理にやめさせようとはせずに、好き勝手やらせているあたりに猫ちゃんへの愛情が感じられます。とは言え、引き抜かれた髪の毛を飲み込んでしまう可能性もあるので、自宅の愛猫でチャレンジしてみる場合には注意が必要かもしれませんね。

この猫はキジ白鍵しっぽのつくしちゃん。動画では荒々しく髪の毛をむさぼっていて野性味あふれる印象を受けますが、性格はおっとりしていて、最近仲間入りした猫ちゃんに対しても優しくフレンドリーに接していると言います。一方で、遊ぶことが大好きでおもちゃに対する執着心には目を見張るものがあり、朝起きたらお供えのように枕元におもちゃが置いていることもあるのだとか。このあたりは結んだ髪の毛に対するこだわりと通じるものがあるような気がしますね。

そんなつくしちゃんがお家にやってきたのは、今から2年ほど前のこと。当時、飼い主さんは成猫を迎え入れることを検討していたものの、ご縁がない状態が続いていたと言います。そんな折、姉の会社の同僚が自宅の庭で保護した仔猫がつくしちゃん。可哀想なことに母猫に置いていかれてしまったのだそうで、その話を聞いて家族として迎え入れることにしたのだとか。

今年の9月には野良猫だった茶白のきなこちゃん(推定2〜3歳)を自ら保護して、成猫を迎え入れたいと思っていた願いも叶った飼い主さん。猫密度がアップした日常について「もちろん生き物なので大変なこともありますが、毎日可愛くて癒される日々です。」と保護猫との幸せそうな暮らしについて語ってくれました。