猫は私たち人間の心を癒してくれる心優しい動物ですが、時には人間の行動を制限してくることもあります。特に多頭飼いをしているお家の場合はその影響力がより大きなものとして感じられることでしょう。

6匹の猫と暮らしている猫ぼっこ(@necobokko)さんは先日、お家の階段を猫たちに通せんぼされてしまった時の写真を公開。そこには足の踏み場もないほど猫が密集している珍しい光景が捉えられています。

6匹の猫のうち4匹はカメラの方を、残りの2匹は別の方向を見つめていて、一見するとまとまりのない集団のように見えますが、よく見ると上段と下段に分かれたフォーメーションになっているのがポイント。後もう少しで階段を上りきれそうだと言うのに、その寸前のところでブロックされているところに、何となくもどかしさを感じられるシチュエーションです。

もちろん無理をすればまたいで通れそうな気がしなくもありませんが、滑ったりバランスを崩して転倒してしまったら、その後に待ち受けているのは下り階段。転げ落ちて大ケガをしまうリスクを考えると突き進むことを躊躇せざるを得ません。そんな絶妙なポジション取りを組織だって実践している光景を眺めていると、まるで人間を通すまいとする猫の意志が伝わってくるかのようです。

しかし、猫たちが階段に集まって通せんぼをしてくるのには何らかの理由があるはず。

実はこちらのお家では普段から、猫たちが運動不足にならないよう階段で上下運動をさせながら遊ぶようにしているのだそうで、その時に集合写真を撮るのがお決まりのパターン。いつもは階段の各段に猫たちが散らばっているものの、この日はなぜか最上段に全員先回りされてしまったことから、このような足の踏み場もない状況が完成してしまったのだとか。

一方、猫たちの表情は何かを訴えかけているようにも見えますが、どのような心境だったのでしょうか。その点についても飼い主さんに聞いてみると「どんな気持ち…でしょうか(笑)」と戸惑いながらも、「きっと『まだ終わらせない!もっと遊びやがれ!』ですかね」と、遊び足りなさからくる不満を表現しているのではないかと推測してくれました。

ちなみに飼い主さんがこのような経験をしたのは今回が初めてではなく、過去にも通り道を塞がれたことは何度かあり、上りだけでなく下りの階段でもブロックされたことがあるのだそう。足の踏み場もない状況を初めて見た時は「多頭飼いじゃないと見れない光景なので、これはこれで幸せだな」と感じたと言います。

そんな経験もあってか「通してもらえなそうだな」と察した飼い主さんは、この後、階段を上るのを諦めて今度は下り始めると、猫ちゃんたちは飼い主さんを追い越して我先にと下の階に降りていったのだとか。一つ一つの行動が自由すぎて何とも猫らしい性格の猫ちゃんたちですね。

エピソードを聞いているだけでも、賑やかそうな生活を送っていることが伝わってくる飼い主さん。

愛猫たちにどのような思いを抱きながら暮らしているのか聞いてみると「とにかく癒しと幸せを感じる毎日です。猫に幸せをもらっているので、少しでも猫たちに恩返しがしたいと思っています。」と語ったうえで、「今は自宅でも仕事場でも猫たちに囲まれた毎日を過ごしているので、もう猫なしの人生は考えられないですね。」と、自身にとってかけがえのない存在であることを明かしてくれました。

そんな猫への愛情があふれる飼い主さんは、今年の9月に本格的な料理と猫とのふれあいが楽しめる複合施設「necobokko CAFE」を香川県多度津町にオープン。同店は就労継続支援B型事業所として運営されていて、売り上げの一部は店内で働く障がいがある人の賃金や、保護猫たちの飼養費・医療費などに充てられる人にも動物にも優しいお店。公式オンラインショップ(necobokko.base.shop)では「つめとぎギフトボックス」などのオリジナルアイテムも販売されています。