猫は4本の足で歩く四足動物ですが、相手を威嚇したり周囲を見回したりする時など、一時的に立ち上がることもあります。

そうした猫の立ち姿を捉えた写真はSNSでもたくさん公開されていますが、よく見ると膝や背中が大きく曲がっていたり、つかまり立ちをしていたり、ジャンプや着地の瞬間を捉えたものだったりするのが大半で、人間のように自分の足でまっすぐに立つことができる猫はかなり少ないのが実情です。

白黒猫の豆大福くんも、そんな二足歩行動物並みの直立ができる猫ちゃんのひとり。
猫背を感じさせない体の起こし具合と、すらりと伸びた細い両足で体を支えている様子は、普段4本足で歩いている猫とは思えない堂々とした立ち姿。今にも足を一歩踏み出して軽やかに歩き始めそうな雰囲気を醸し出しています。

しかし、猫がどうやってこの体勢にまで持っていったのか、ネコ好きな人や猫を飼っている人には気になるところ。飼い主さんが最近公開した動画には、その一部始終が捉えられていました。

最初は後ろ足を折りたたんだまま前足をキレイに揃える「エジプト座り」でたたずんでいた猫ちゃん。その視線は鋭く、何かを気になる対象を見つめているのが伝わってきます。すると監視対象に異変があったのか、前足を床から離して上体を起こし、立ち上がるポーズへと速やかに移行。後ろ足がまだ折りたたまれた状態でありながら頭の位置はかなり高く、すでに立っていると言っても差し支えない状況。しかし、ここからが豆大福くんの真骨頂です。

折りたたんでいた後ろ足をゆっくりと伸ばしていき、限界に達したかと思われるところまでくるとストップして、人間のような直立ポーズが完成。動画では4秒〜5秒ほどこの体勢をキープしていることから、一瞬だけ立ったというわけではないことが分かります。また、膝をよく見るとまだ少しだけ曲がっているのを確認できますが、これはより高く立ち上がる伸びしろが残されている証。これ以上伸びると一体どうなってしまうのか、見てみたい衝動を駆り立てられるほどのポテンシャルを備えた猫ちゃんです。

この動画は猫ちゃんが遊んでいる途中に、飼い主さんの手を狙って立ち上がった瞬間を撮影したもの。座った状態からのスムーズな動きは天性のものを感じさせますが、初めからこの直立が出来たというわけではないようです。飼い主さんが一番最初に目撃したのは、ある日ふと背中からの視線を感じて振り返った時。いきなり立ってこちら側を見ていたそうで、当時の印象について「ビックリしました。ジブリとか日本昔ばなしに出てきそうだなぁと思いました。」と回想。そして猫ちゃんは何かコツを掴んだのか、その日を境に遊びの中でも立つようになっていったのだとか。

猫を飼っているお家であれば、愛猫がまっすぐに立つ姿も見てみたいところ。上手に立ってもらうコツなどあるのでしょうか。飼い主さんに聞いてみると「興味のあるものをしっかり見たいと思った時に立つようなので、おもちゃをチラつかせるなどたくさん遊ぶとこと」と回答。完全に見せてしまうと好奇心をあまり刺激できないようなので、猫ちゃん好みのチラつかせ具合を模索してみると良いかもしれませんね。

見事な立ち姿を見せてくれる豆大福くんは現在6歳の男の子。出会いのきっかけとなった場所は、飼い主さんが当時勤めていたという会社の敷地内。ある日、野良の母猫が数匹の子猫を産んだことから、安全な場所へ移動させて迎えに来るのを待っていたものの、2匹だけいつまでも残されたままだったことから保護することに。1匹は別の里親さんのもとへ、もう1匹を飼い主さんが引き取ってミルクをあげながら育てたことから、「もはや子ども同然です。本当にかけがえのない存在です。」と我が子のように感じている様子。

お家には先住猫のみかん姉さんもいて、2匹が毎日いろんな姿を見せてくれるため、眺めているだけで癒やされたり笑いの絶えない日々を送っている飼い主さん。SNSではそんな猫たちの写真や動画がたくさん公開されています。