猫を多頭飼いしているお家では、猫同士の触れ合いや一緒に寝ている姿を眺めることができ、ネコ好きな人にとっては羨ましい環境でもあります。

Xユーザーのチンチラ帝国さんは、ペルシャ猫の一種であるチンチラシルバーを多頭飼育しているそうですが、驚くべきはその数。下は3歳から上は10歳まで、なんと12匹のチンチラシルバーと暮らしているのです。

いずれもふさふさした美しい毛並みと、気品あふれる表情が印象的な猫ちゃんたちで、お部屋の中で密集している光景はくつろいでいるだけなのに圧巻。SNSではそんな日常風景がたくさん公開されています。

それにしても、何故こんなにたくさんのチンチラシルバーと暮らすことになったのでしょうか。

そのきっかけとなったのは、今から20年ほど前、飼い主さんの奥さんが「ビリーちゃん」というチンチラシルバーを飼ってい頃に遡ります。当時、愛猫のことをとても大切に思っていた奥さんでしたが、ビリーちゃんを病気で亡くしてしまい、長い間ペットロスで苦しむことに。そうした辛い過去を乗り越え、再び猫との暮らしを考えられるようになった頃には「同じチンチラシルバーを迎え入れたい」と思うようになり、愛猫の候補探しをスタート。3年もの時間をかけて探し回った末に、ようやく迎えることになったのが現在最年長のシェリーちゃんです。

すると、今度はシェリーちゃんの事が愛おしくてたまらなくなってしまった飼い主さん夫婦。以前の経験から「もしもこの子の身に何かあったら…」と想像すると精神的に不安定になってしまい、悩んだ結果、シェリーちゃんの子どもを残したいとお嫁さん探しをすることに。それから2年後、念願のパートナーが見つかり、やがてシェリーちゃん夫婦の子どもが誕生。その数がどんどん増えて現在の頭数になったのだと言います。

同じ品種でしかも血の繋がりのある猫が12匹もいると、見分けるのが難しいのではないかと思ってしまいますが、飼い主さんは猫ちゃんたちを判別できているのでしょうか。

その点について聞いてみると「もちろん分かります!大きさ・毛色・毛並み・顔・声・仕草・行動範囲や癖などが、一匹一匹全然違うので迷うこともほぼないですね。」と回答。
シェリーちゃんに至ってはなんと爪研ぎをしている音にも個性があって分かってしまうのだそう。

また、猫同士の相性や関係性については、仲良しグループはあるけれど特に仲が悪い組み合わせはないそうで、喧嘩をすることがあっても一時的で終わってしまうことがほとんど。普段は半数ほどが奥さんの側にいることが多く、2匹くらいが飼い主さんの後をついてきて、残りは大体お気に入りの場所で過ごすような日常を送っているそうです。

12匹の猫と暮らしているということは、12匹分のお世話をするということ。食事の準備やトイレ掃除などにとても時間がかかりそうですが、いちばん大変に感じている作業を聞いてみたところ「ブラッシング一択です!笑」と即答。美しい被毛を持つチンチラシルバーは長毛種で、抜け毛がとても多いため毎日のブラッシングが欠かせない猫ちゃん。特に大量の毛が抜ける換毛期には1日2回のブラッシングが推奨されるほどで、それが12匹分と考えるとどれくらいの労力が必要なのか想像するだけでも大変そう。その一方で、優雅で美しいところ、プライドが高いわりに甘えんぼなところ、ちょっとドジなところにチンチラシルバーならではの魅力を感じていると言います。

そんな飼い主さんにとって12匹のチンチラシルバーは可愛い子ども達のような存在。
「よく冗談で”飼い主は猫の下僕”と表現する方もいますが、私はむしろ大きく包み込んで全てから守って愛でていたいですね。」と、猫ちゃんたちへの愛情を語ってくれました。

公式ネットショップ(12cats.base.shop)ではシェリーちゃんを始め、猫たちの写真がプリントされたTシャツも販売されています。