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夫に子どもの進路の相談をしようとしたら、「そんなことより」と住宅ローンの話にすり替えられた。

子どものことだって大切なのに…。

仕事の内容について上司に質問したら、「いいからやって」と叱られた。

いやいや、こっちにも都合があるんですけど…。

『繊細な人 鈍感な人』を上梓した心理カウンセラーの五百田達成(いおたたつなり)さんによると、こうした一方的な態度の人と繊細な人が関わるにはちょっとしたコツがいるとのこと。

繊細な人が抱えがちなモヤモヤの正体と、対処法について聞きました。

大切にしている価値観が違うだけ

「そんなことより」がよくないのは、相手を頭ごなしに否定しているから。

この夫の場合、せめて「君の話も大切だけれど」と気づかうひと言があれば、そこまでモヤモヤはしませんよね。

そう、相手にたりないのは、あなたを気づかう態度と言葉。「だから傷ついたんだ」と自分でわかれば、少しだけスッキリするはずです。

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いっぽうで、あなたと同じように、相手にも大切にしている思いや価値観があるでしょう。

ここは人の気持ちを察するのが得意なあなたが大人になって、「まずはあなたの話を聞くから、その次に私の話も聞いてね」と、相手の意見を優先しつつ、自分の考えもしっかり通すことができれば素敵です。

上司の「いいからやって」も同じ

説明もなしに「いいからやって」とせっついてくる上司も同じです。自分が大切に考えていることを頭ごなしに否定されるから傷つく。

そのことを理解したうえで、相手の気持ちを想像してみましょう。

そうすると「忙しくて余裕がなく、テンパっている」のが見えてくるのではないでしょうか。もしくは、単純にコミュニケーションをサボっている「仕事のできない人」の可能性もあります。

どちらにせよ、「きちんとした説明ができない残念な人」であることには違いありません。

相手を冷静に観察して、「こんな言い方しかできないなんてかわいそう…」と憐れむ気持ちが出てくればしめたもの。

繊細な人特有の察する能力は、「モヤモヤ」よりも「相手を思いやる」ことに使った方がポジティブです。

自分を否定するよりも相手の状況を思いやることで、心は軽くなることがあります。ぜひ覚えておいてくださいね。

監修/五百田達成(いおたたつなり) 取材・文/上野真依 イラスト/りゃんよ