米人気歌手、アリアナ・グランデさん(24)が、5月の英国でのコンサート直後に起きたテロ後、初となる日本公演を、きょう10日から千葉市美浜区の幕張メッセで開催する。千葉県警は公演開催の3日間、テロの未然防止に向けて機動隊や爆発物処理班などを投入し、会場周辺の警備を強化する。

 グランデさんは8日夕、成田空港に到着。日本公演は、英国公演と同じく昨年のアルバム発売に伴う世界ツアーの一環で、幕張メッセで8月12、13日に開く公演の入場券が完売となり、きょう10日は追加公演となる。

 県警は公演の3日間、機動隊、千葉西署員のほか、爆発物処理班、警備犬(爆発物探知犬)、サブマシンガンを装備した銃器対策部隊を投入。会場周辺とJR海浜幕張駅から会場までの動線などに目を光らせる。

 アーティストらのコンサートの警備は通常、主催者側の自主警備が基本で、県警による警備は異例。県警警備課では「歌手本人が狙われたかどうかは分からないが、テロ後初の日本でのコンサートで社会的耳目を集めている。主眼はテロの未然防止」と強調。「2020年の東京五輪・パラリンピックの競技会場でもあり、テロ対策に向け警備の万全を期したい」と話している。

 グランデさん側は来日前、英国のテロに触れ「私たちの生活の在り方が再び脅かされているが、皆で乗り越えましょう」との声明を発表している。

 英国では会場外で自爆テロがあり、20人以上が死亡。テロ後、一部の海外公演を中止していた。