木更津総合の3年、金子麻記マネジャー(18)は記録員としてベンチ入りし、「みんなと一喜一憂して、すごく楽しかった」。同校でマネジャーが記録員を務めるのは4年ぶりだった。

 母の記代子さん(45)も前身・木更津中央時代に同校野球部のマネジャー。連れられて4歳ぐらいから応援に行った記憶がある。忘れられないのが2008年、小学3年の夏に訪れた甲子園での智弁和歌山戦。捕手の防具着けをみんなで手伝い、ベンチの選手が率先して水を渡すチーム一丸の光景に心を奪われた。

 直後から少年野球チームに入り、小学6年までプレー。中学はバレーボールに打ち込んだが、高校では木更津総合でマネジャーになると固く決めていた。

 ナインの姿をグラウンドの外から見つめ「私が入った方がうまい。プレーしたくなります」。屈託なく笑って素直な気持ちを明かしつつ、「みんなと同じ意識を持ってやらないと置いていかれる」と胸に刻んでチームを支えてきた。

 記録員としてスコアブックをつける席は五島卓道監督の隣。誰よりも近くで監督の一言一言を聞くだけに、ノートに書き留めて選手に伝えることも。ナインの信頼も厚かった。

 「大学でマネジャーをやるかはまだ考えている。でも、みんな大学に行って野球をやったら絶対に応援に行きます」