米人気歌手、アリアナ・グランデさん(24)の日本公演が10日、千葉市美浜区の幕張メッセで始まった。5月の英国でのコンサート直後に起きたテロ後、初となる来日公演には、千葉県警の機動隊や爆発物処理班などによる異例の警備態勢が敷かれ、駆け付けたファンからは「楽しみだがテロが不安」「警備があり安心」などさまざまな声が聞かれた。

 「昔から好きで、とても楽しみにしてきた」という東京都江戸川区の専門学校生、犬塚結さん(22)は「テロへの不安はある。会場内も透明のバッグしか持ち込めない」と不安げ。茨城県の高校2年、田口桃香さん(16)も厳戒な警備態勢に「ものものしい雰囲気で、逆に不安になった」。

 一方で、埼玉県川越市の専門学校生、あすみ・ガルシアさん(18)は「テロは怖いが、たくさんの警察官が警備してくれているので安心」と歓迎。仙台市の私立大学2年、井置大和さん(20)は「臆せずにライブに参加することで、テロに屈しない姿勢をアピールしたい」ときっぱり語った。

 会場周辺にはテロがあった英マンチェスターへ向けて、「PRAY FOR MANCHESTER(マンチェスターのために祈ろう)」と書かれたボードを持って撮影しSNSに投稿するファンも。撮影を呼び掛けていた東京都世田谷区、高校2年、野田星来さん(16)は「アリアナはテロを自分のせいだと責めているが、そうではないと伝えたい。コンサートが無事に終わって、また日本に来てほしい」と期待した。