最後まで全力プレーを見せた習志野ナインに、アルプススタンドからは惜しみない拍手が送られた。14日に兵庫県西宮市の甲子園球場で行われた第101回全国高校野球選手権大会。本県代表の習志野は鶴岡東(山形)に5−9で敗れ、2回戦で姿を消した。序盤から主導権を握られる苦しい展開にも大応援団は逆転を信じて声をからした。

 大型バス8台で駆け付けたのは、吹奏楽部やチアリーディング部の生徒たち。1回戦はコンクールのため来られなかった吹奏楽部員も加わり、総勢200人以上で奏でる「美爆音」が選手を後押しした。

 二回に大量5点を奪われ重苦しい空気が漂う中、四回に高橋雅也のタイムリーで反撃ののろし。母・佳子さん(47)は「打ってほしかった場面で良く打ってくれた」と喜びを爆発させた。

 七回にはエースの飯塚脩人が3者連続三振を奪う力投。母・美香さん(47)は「(背番号1の)重責もあると思うけれど、期待に応えられるように投げてほしい」と祈りを込めた。

 特別な思いでグラウンドを見守ったのは野球部3年、外野手の中田修造さん(18)。最後の夏、背番号はもらえなかったが、応援団長の大役を務めた。「メンバーに入れなかった分、応援で全て出し切りたい」。鉢巻きを締めた額に玉の汗を光らせた。

 センバツ、あと一歩で逃した頂点は遠かった。それでも春夏連続の甲子園出場。吹奏楽部長の酒井悠歌さん(18)は「習志野は日本一のチームだと思っている」と胸を張った。

 大会を盛り上げた屈指の大応援団。聖地を埋めた高校野球ファンからは「習志野最高」「また戻ってこいよ」の声が掛けられた。