千葉県松戸市で5年前、殺害されたベトナム国籍の女の子の両親が、殺人などの罪に問われた男に損害賠償を求めた裁判で、東京高裁は4月27日、1審と同じく請求通り、約7000万円を支払うよう命じる判決を言い渡しました。

 殺害されたのは、ベトナム国籍のレェ・ティ・ニャット・リンさん(当時9)で、2017年3月、登校中に連れ去られ、我孫子市で遺体で見つかりました。

 そして、小学校の元保護者会長の澁谷恭正被告(51)が殺人罪などに問われ、刑事裁判の1審と2審で無期懲役の判決を受けましたが、無罪を主張して上告しています。

 一方、リンさんの両親が損害賠償を求めた裁判の控訴審で、澁谷被告側は、リンさんの体の付着物から検出された被告のDNA型は「警察などが混入させた可能性がある」と訴えていました。

 しかし、4月27日の判決で、東京高裁の中村也寸志裁判長は、混入の可能性を否定し澁谷被告側の控訴を退け、請求通り約7000万円の支払いを命じた1審の東京地裁の判決を支持しました。