住宅火災現場での実況見分中に現金を盗んだほか、女性のスカート内を盗撮したなどの罪で逮捕・起訴された元千葉県警巡査部長の男に対し、千葉地裁は5月12日、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

 元千葉県警察本部鑑識課の巡査部長・御園生貴史被告(39)は、鎌ケ谷警察署に勤務していた2020年9月、市内の火災現場の住宅で実況見分中に現金35万8000円を盗んだほか、2021年には2人の女性のスカートの中を盗撮するなどして、逮捕・起訴されていました。

 これまでの裁判で御園生被告は起訴内容を認めていて、検察側が懲役2年を求刑したのに対し、弁護側は情状酌量を求めていました。
 
 12日の裁判で、千葉地裁の片岡理知裁判官は、「職務上の立場を利用した手口は悪質と言わざるを得ない。警察官として高度な社会の信頼を裏切った」と指摘しました。

 一方で、被害者との示談成立など、くむべき点もあるとしながらも、「刑を猶予するにしても、最長期間が相当だ」と述べ、懲役2年、執行猶予5年の判決を言い渡しました。