公職選挙法違反の罪に問われている前多古町長・所一重被告の裁判が5月16日、千葉地裁で開かれ、検察側は「公民権の停止は5年間のままとすべきだ」としたうえで、罰金30万円を求刑しました。

 前多古町長の所一重被告(57)は、衆院選開票日の2021年10月31日、千葉10区から立候補した林幹雄氏への投票を依頼する内容のメッセージを町長としての地位を利用てLINEのグループに投稿し、職員ら18人に閲覧させたとして、公職選挙法違反の罪に問われています。

 所被告には2021年12月、罰金30万円の略式命令が出されましたが、所被告は、5年間の公民権停止の免除や期間の短縮を求め、正式な裁判を申し立てました。

 16日の裁判で検察側は、「現職の町長でありながら、短絡的に犯行に及んだ犯情は極めて重い。公民権停止の免除や期間短縮をする理由は見当たらない」などと指摘し、公民権停止の期間は5年間のままとしたうえで、罰金30万円を求刑しました。

 一方、弁護側は「被告はすでに様々な社会的制裁を受けている。公民権停止を仮に科すなら期間は1年以内とすべきだ」などと主張しました。

 判決は、6月30日に言い渡される予定です。