千葉県松戸市は7月27日、抽選で利用者を決める市の体育館を管理する職員らが、利用者を決める抽選に、特定の団体が当たりやすくなるよう便宜を図っていたことを明らかにしました。

 松戸市によりますと、松戸市高柳新田にあるクリーンセンター内の体育館で、2021年8月、清掃施設の担当室長補佐の男性職員が、小中学生にスポーツ指導を行う団体の代表者と、指導者を務める市議会議員から抽選予約が取れないと相談を受け、当たりやすくなるよう、管理者権限を使って、架空の団体5つ分の利用者登録を行い、便宜を図りました。

 架空団体の登録は部下の女性職員や、団体自身も行っていて、合わせて14もの名義を使って抽選に参加していたことになり、2021年12月から2022年4月までに団体が施設を利用した回数16回のうち、14回が架空団体などの当選によるものでした。

 市は、男性職員を訓告処分、関与した非常勤職員と管理監督者の廃棄物対策課長らを厳重注意としました。

 団体の指導者を務める市議については、男性職員が登録した架空団体の代表者に名前があったということですが、市は、男性職員が独断でやったものと説明しています。

 松戸市の本郷谷健次市長は、27日の会見で、「大変申し訳ない。子どもたちをはじめ市民が十分活用できる施設として、環境整備を早急に進めたい」と述べました。