2022年9月、静岡県でこども園の通園バスに置き去りにされた女の子が死亡した事件を受け、千葉市の幼稚園で置き去り防止システムを取り付けた通園バスの運用が、11月8日から始まりました。
千葉市美浜区のひばり幼稚園は、園児224人のうち、約100人を通園バス2台で送迎しています。
置き去り防止システムを搭載したバスは、エンジンを切るとブザー音が鳴り響き、バスの構造上、車内を見回った上で後方に取り付けたボタンを押して音を止めます。
システムは、愛知県の防犯機器メーカーが車のセキュリティシステムを応用して開発しました。
ひばり幼稚園は、通園バス2台にシステムを導入し、8日午後の送迎から運用を始めました。
ひばり幼稚園 勝田信一郎 園長
「この装置が活躍するようでは実は困る。そういうことがないように運転手も添乗し、職員も全体で見守っていきたい。子どもの命を守る。命を預かっているので命を大切にしていきたい」