千葉県は1月12日、新型コロナの感染状況や医療のひっ迫度合いを評価する、4段階のレベルについて、2番目に深刻な「レベル3」に移行しました。
千葉県 熊谷俊人 知事
「レベルを判断するうえでの事象や指標に基づき総合的に判断した結果、本日からレベル3の医療負荷増大期に移行した」
熊谷知事は12日の会見で、レベルの引き上げについて、救急搬送の困難な事案が増えるなど、保健医療の負荷が高まっていることや、病床使用率の直近7日間の平均値がレベル2の基準を超えていることなどを踏まえての判断だと説明しました。
なかでも千葉市などで、救急医療がひっ迫していることにも触れ、県の電話相談窓口を活用するなど、必要に応じた救急要請への協力も呼びかけています。
また、全国的には感染者の死者数が増加傾向にあることについては、次のように述べ、県民に対し、改めて感染対策の徹底を呼びかけました。
千葉県 熊谷俊人 知事
「感染者がここまで増加すれば当然ながら入院者数や高齢者・基礎疾患ある人中心に死者数が増加する。決して現在の感染状況が長く続いていいものではない。基本的な対策を徹底してもらったうえで、感染拡大の波をしっかり乗り切っていきたいと思う」