2023年1月の千葉県内の有効求人倍率は1.02倍となり、前の月と比べると、ほぼ横ばいとなっています。

 有効求人倍率は職を求める人1人あたりに対し、企業からどれだけの求人があるかを示す、経済指標の一つです。

 千葉労働局によりますと、2023年1月の県内の有効求人倍率は、1.02倍で、前の月と比べ0.01ポイント上昇しました。1倍を上回るのは、4か月連続です。

 業種別で見ますと、宿泊・飲食サービス業が前の年の同じ月と比べ倍以上増え、なかでも、配達飲食サービス業者での栄養士や調理師などの求人が増加しました。

 千葉労働局は、新型コロナの影響が少なくなり、介護施設や病院用の食事の配達が増えたことを要因の一つとしています。

 一方で、教育・学習支援業は、今回唯一減少しましたが、母数が少ないことや業種柄、塾講師などアルバイトでの求人が多いことから、ハローワークでの募集を取りやめた為と見られています。

 1月の状況を踏まえ、千葉労働局は基調判断を、「一部に厳しさが見られるものの、緩やかに持ち直しの動きが見られる」に据え置いています。